ソルテ重賞3連勝の快進撃 主戦・吉原は今週も重賞制覇!

7月29日(水)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第36回 サンタアニタトロフィー(S3)(3歳上 ハンデ 1着賞金1300万円 ダート1600m)は、金沢競馬の吉原寛人騎手が騎乗した1番人気・ソルテ(牡5、大井・寺田新厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:38.8(良)。

2着には2馬身半差で2番人気・ケイアイレオーネ(牡5、大井・佐宗応厩舎)、3着には半馬身差で10番人気・カキツバタロイヤル(牡9、船橋・函館一厩舎)が続いて入線した。

最内枠のトーセンアドミラルと並んでソルテがレースを牽引。3番手にセイントメモリー、好位のインにケイアイレオーネが追走。人気のグランディオーソは馬群の中団に待機。
3コーナーを過ぎると徐々にソルテが進出。直線に向く頃には先頭に踊り出ると、ケイアイレオーネも追撃。しかし、最後は力の違いをみせつけるようにソルテが後続を引き離し、トップハンデを物ともせず押し切った。
好位から運んだケイアイレオーネが2着、カキツバタロイヤルは道中インで脚を溜め、直線では大外から脚を伸ばして3着に食い込んだ。

勝ったソルテはこれで重賞5勝目。3歳1月の時点で重賞2勝をマークしていたように、早くからその能力の一端を窺わせていたが、クラシックでは善戦止まりで未勝利。しかし、今年に入って本格化の様相を示し、これで重賞3連勝を含む、4連勝。破竹の快進撃をみせている。馬主は(株)フロンティア・キリー、生産者は新ひだかの下村繁正氏。

騎乗していた吉原寛人騎手は「勝っていた時は雨馬場で強い勝ち方をしていましたが、良馬場でこのメンバー、右回りで不安な点はたくさんありました。それらを全て打ち消してくれたので、本当に強くなってくれたなと改めて思いました」とパートナーを賞賛。鞍上も先週、盛岡競馬場で行われたマーキュリーC(Jpn3)に続く重賞制覇で、所属の枠にとらわれない大活躍をみせている。

【吉原寛人騎手のコメント】
「内のトーセンは絶対に行きたいだろうなと思って、あれを行かせた方が僕も楽になると思ったので、今日は自然に行かせました。しかし、被されたら嫌な感じになってしまうので、2番手だけは確保しようと。その点は僕も焦った部分があったので、馬もハミを噛んでしまったのですが、結果的には理想的なポジションが取れました。途中からずっと手応えが良くて、向こう正面でもみんな仕掛けてきたのですが、持ちきれなくなってしまったので、行ってしまおうと。そこで溜めてもソルテの持ち味が生きないので、積極的にいつも通りの感じですね。
(斤量については)58キロくらいまではいけるんじゃないかと。番組の方も『もうちょっと重かった方が良かったかな』と言っていましたが、いやいやいや(笑)。これから休みに入って、一から造り直すことになると思いますが、いい形で前半を終わることが出来て良かったと思います」

ソルテ
(牡5、大井・寺田新厩舎)
父:タイムパラドックス
母:ヒノデモンテローザ
母父:マルゼンスキー
地方通算成績:27戦10勝
重賞勝利:
15年サンタアニタT(S3)
15年京成盃グランドM(S3)
15年川崎マイラーズ(S3)
13年ニューイヤーC(S3)
12年ハイセイコー記念(S2)

ソルテ

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