トピックスTopics
【2回新潟】ケルティックソード…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/8/4(火)
ケルティックソード(牡2、栗東・須貝尚厩舎)
父:ハーツクライ
母:シャルマンスタイル
母父:タイキシャトル
有馬記念やドバイシーマクラシックを制したハーツクライが父。昨年はディープインパクト、キングカメハメハに続くリーディングの3位に躍進した。初年度産駒よりウインバリアシオン(日経賞、青葉賞)など、6頭のタイトルホルダーが登場したのを皮切りに、2世代目のジャスタウェイ(天皇賞・秋、ドバイデューティーフリー、安田記念)が驚異的な成長力でG1を立て続けに奪取。現4歳ではワンアンドオンリー(ダービー)、ヌーヴォレコルト(オークス)がクラシックの栄光を勝ち取ったにの続き、3歳でもベルラップ(京都2歳S)らが存在感を示している。優秀な繁殖を集めているだけに、この世代からも目が離せない。
母シャルマンスタイル(その父タイキシャトル)は1勝したのみだが、その半兄がNHKマイルCやダービーを制したディープスカイ。曾祖母カーミライズドの産駒にロイヤルドラゴン(G2・独2000ギニー、同・ミューラーブロート大賞典、同・ベルリンブランデンブルクトロフィー)がいる。同馬の半兄に現1勝のヴァーサトル。馬主を対象とした社台グループオーナーズの募集馬(総額2500万円)となった。
追分ファームリリーバレーで順調にペースアップされ、4月13日には山元トレセンヘ。定期的に15-15を消化した後、トレセン近郊の吉澤ステーブルWESTを経由し、7月3日、栗東に入厩した。16日のゲート試験をパス。本格的な追い切りに移行したばかりであっても、軽々と動けている。仕上りに不安はない。
8月8日(土)、新潟の芝1600mに向かう。戸崎圭太騎手に依頼している。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/4/19(金) 兄 藤岡佑介【高田潤コラム】
- 2024/4/19(金) 祝・皐月賞を勝利!東京開幕週は土日で19鞍!【戸崎圭太コラム】
- 2024/4/19(金) 【フローラS】有力馬の明暗クッキリ!「枠順」で浮上した要注目の1頭
- 2024/4/19(金) 明かされるまなみ流ストレス解消法!姉のサポートを受け勝ち星上積みへ!【永島まなみコラム】
- 2024/4/19(金) 【福島牝馬S】桜花賞で推奨2頭ダブル激走!再び浮上した「プラチナ条件」の激アツ牝馬
- 2024/4/18(木) 力が入る東京開幕週【柴田大知コラム】
- 2024/4/19(金) 【マイラーズC】皐月賞はコスモキュランダ推奨!勝率7割超え「黄金ローテ」に該当した魅惑の1頭
- 2024/4/18(木) 【フローラS】ジャスティンミラノと同パターン!?急上昇の可能性を秘めた1頭