【札幌記念】本格化気配ダービーフィズ岩田「走る気に満ちている」

19日、日曜札幌11レース・札幌記念(G2)の追い切りが札幌競馬場で行われた。前走の函館記念で悲願の重賞初制覇を果たしたダービーフィズ(牡5、美浦・小島太厩舎)は、前走に続いてコンビを組む岩田康誠騎手を背に、芝コースで4F57.0-41.2-12.6秒を馬なりで計時。程よく気合も乗って高いレベルで調子を維持されている。

この中間、札幌競馬場に移動してからも順調そのもの。手綱をとった鞍上も開口一番に「馬なりで余裕がありました。元気も感じられましたし、走る気に満ちていると思います」とデキの良さをアピール。重賞2連勝へ向けて確かな手応えを掴んでいる。

「前回初めて乗せてもらったのですが、今回の追い切りはもう出来上がっていました。『先週に結構(ハードな追い切りを)やった』と言っていたので、今日は確かめる程度。直線で反応を誘おうかなと思ってのですが、自分からガーンと行ってしまいました。時計云々じゃなく、中身の良さは感じられました」と元気すぎるパートナーを絶賛。北の大地で未完の大器がいよいよ本格化の気配だ。

岩田騎手自身はCBC賞のウリウリからJRAの重賞は騎乗機会5連勝中。ここを勝てば武豊騎手の最多連勝記録に肩を並べることになる。「(記録は)関係ないですね。周りがそうやって言っているだけで、一つ一つ重ねていくだけです。記録は後から付いてくるもの。どんなレースでも、みんな勝ちたいですから。そういうことは後からついてくればいいと思っています」と締めくくった岩田騎手。今週も貪欲に目の前の勝利をもぎ取りに行く。

ダービーフィズ

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