大外一気!ベステゲシェンクが豪快に差し切り…朱鷺S

8月30日(日)、2回新潟10日目10Rで朱鷺S(芝1400m)が行なわれ、北村宏司騎手騎乗の6番人気・ベステゲシェンク(牡5、美浦・古賀慎厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:20.4(稍重)。

2着には1馬身1/4差で1番人気・ニシノラッシュ(牡3、美浦・田村厩舎)、3着には半馬身差で3番人気・ロサギガンティア(牡4、美浦・藤沢和厩舎)が続いて入線した。

エスメラルディーナが好スタートを決めるも、内からミナレットがハナを主張。エスメラルディーナ、ゼウス、カハラビスティー、コウヨウアレスらが先行集団を形成するが、最後方まで差がなく追走する。
直線に入りミナレットがもうひと伸びするが、大外からベステゲシェンクが並ぶ間もなく一気に交わして先頭。内から渋太く伸びたニシノラッシュが2着、際どくなった3着はロサギガンティアがタガノブルグを抑えて入線。

勝ったベステゲシェンクは昨年暮れにオープン入りし、今年は重賞を3戦してシルクロードS4着、オーシャンS3着と好走。ひと息入った前走のCBC賞は12着と崩れたが、相手が軽くなったオープン特別のここで賞金の上積みに成功した。

馬主は吉田勝己氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「最高の贈り物(独)」。

1着 ベステゲシェンク(北村宏騎手)
「馬のデキが良かったです。スタートはあんな感じですからね。ムダに動かず、終いに賭ける競馬をして良かったです」

2着 ニシノラッシュ(田辺騎手)
「新潟1400は少し忙しい感じがしましたが、スタートを上手に出てくれましたし二の脚もついて良い感じで運べました。最内枠だったので4コーナー辺りでは少し窮屈になりましたが、久々、初の古馬相手、外に比べて良くない内を通ったことなど考えると、力を証明できたと思います」

3着 ロサギガンティア(柴田善騎手)
「ゲートを上手く出てくれて、良い位置で流れに乗れました。直線でも上手く前があいてくれて、もう少し伸びるかと思いましたが、最後はジリッぽくなりました」

4着 タガノブルグ(吉田隼騎手)
「内枠から前半上手く脚を溜めて、ロサギガンティアの後ろについて良いタイミングで追い出せました。欲を言えば、良馬場なら良かったんですけどね。それでもよく頑張っていますし、こういう競馬をしていればどこかでチャンスが来ると思います」

5着 ダノンプログラマー(藤岡康騎手)
「この馬の競馬に徹しました。決して得意ではない馬場で、よく頑張ってくれました」

朱鷺Sの結果・払戻金はコチラ⇒

ベステゲシェンク
(牡5、美浦・古賀慎厩舎)
父:ディープインパクト
母:スーヴェニアギフト
母父:Souvenir Copy
通算成績:18戦6勝

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。