大井所属2頭は敗退 勝ったのはチェガンシラー【韓国・アジアCC】

8月30日(日)、ソウル競馬場で大井競馬と韓国競馬の交流競走・第2回アジアチャレンジカップ(KGⅢ)(3歳上 3歳 55㎏ 4歳以上 57kg 牝馬 2kg減 南半球産3歳馬 1着賞金:約2420万円 1.5kg減 ダート左1200m)が行われ、タイセイレジェンド(牡8、大井・藤田輝厩舎)とコウギョウダグラス(牡8、大井・松浦裕厩舎)が出走。

レースは最内枠のタイセイレジェンドは的場文男騎手とのコンビでテンから気合をつけていくが、行ききれず。3コーナー付近では他馬と並んで5番手付近のポジション。柏木健宏騎手のコウギョウダグラスは序盤から後方を追走する形。
4角でタイセイレジェンドが徐々に脱落し、コウギョウダグラスは後方から脚を伸ばすが、馬券圏内からは離れた争い。地元のチェガンシラー(セン4、韓国)が長い直線を逃げ切ってみせた。結果、タイセイレジェンドは9着、コウギョウダグラスは5着。2着は昨年の勝ち馬であるエルパドリーノ(セン7、シンガポール)が追い込んだ。韓国で期間限定騎乗だった倉兼育康騎手(高知・松木啓厩舎)のスーパーガンジャ(牡5、韓国)は6着だった。

アジアチャレンジカップは大井競馬が、競走の国際化によるTCK全体のレベルアップを目指し、実施している韓国競馬との国際交流競走。10月には海外馬を迎え、南関東他地区所属馬も混じえ、'15インタラクションカップが行われる予定。

【コウギョウダグラスに騎乗した柏木健宏騎手のコメント】
「思ったよりペースが速くて、付いて行くのに苦労したのですが、最後は差を縮めてくれました。(パドックや返し馬では)いつもよりはイレ込んでいて、海外だからかなと。ゲートの中では落ち着いて、変なところを見せないで、最後まで頑張ってくれたと思います。
周りの馬を気にしていて、フワフワしていたのですが、最後はマジメに走ってくれました。馬も高齢ですし、全盛期だったらもう少しやれたと思うのですが、いろいろと教えてもらった馬なので、感謝しています。
『(コウギョウダグラスは)本当によく頑張ってくれた』と声を掛けたいてあげたいです。日本でも、まだまだやれる馬で、先生と来年も来ようと言っています。来年まで頑張りたいと思うので、応援よろしくお願いします」

【タイセイレジェンドの的場文男騎手のコメント】
「どうもお疲れ様でした。すみません、負けちゃいました。スタートも出られなくて、砂を被って3コーナー過ぎで嫌々してました。もう4コーナーを回ってからは伸びる雰囲気がありませんでした。
タイセイレジェンドの良さが出ればと思ってたのですが、良さを出せませんでしたね。スタートがイマイチだったことが一番の敗因だと思っています。底力はありますから、また、日本に帰って復活してもらえれば、ありがたいなと思っています。また、今後も一生懸命騎乗しますので、ご声援の程よろしくお願いします」

アジアチャレンジカップ

地元のチェガンシラーが快勝 LEE CHAN HO騎手も高々とガッツポーズを決めた


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