【白山大賞典】大知&マイネルバイカがV!モアオバー3連覇ならず

10月6日(火)、金沢競馬場で交流重賞・第35回 白山大賞典(Jpn3)(一般 別定指定 1着賞金2100万円 ダート2100m)が行なわれ、柴田大知騎手の4番人気・マイネルバイカ(牡6、栗東・西村厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:14:9(良)。

2着には1馬身半差で2番人気・エーシンモアオバー(牡9、栗東・沖厩舎)で3連覇ならず。3着には1馬身半差で3番人気・ソリタリーキング(牡8、栗東・石坂厩舎)が続いて入線した。

大方の予想どおりエーシンモアオバーがハナに立つと、外からスギノハルバード、インの3番手にマイネルバイカ、その外にソロルが待機。後ろにソリタリーキングが続き、上位人気勢はほぼ一団でレースが進む。スタンド前に差し掛かると、ソロルがマクろうとするが、エーシンモアオバー、スギノハルバードもポジションを譲らない。
2周目の3角ではソロルが後退すると、ソリタリーキングが徐々に進出。インで脚を溜めていたマイネルバイカも食い下がり、逃げたエーシンモアオバーを含め3頭の追い比べに。最後は2頭の間を割って出たマイネルバイカが突き抜け、重賞初制覇を飾った。

なお、1番人気のソロル(牡5、栗東・中竹厩舎)は5着、公営のマヤノクレド(牡7、愛知・川西毅厩舎)が4着に浮上した。

勝ったマイネルバイカは今年2月までは白井寿昭厩舎に所属。白井師の定年引退後、新規開業の西村真幸厩舎に転厩し、3戦するも未勝利。地方交流競走は初めての出走だったが、しぶとく粘り込んで自身、厩舎ともに重賞初制覇となった。

馬主は株式会社サラブレッドクラブ・ラフィアン、生産者は新ひだか町の乾皆雄氏。馬名の意味由来は「冠名+梅花」。騎乗していた柴田大知騎手は金沢競馬場ではこれが通算2度目の騎乗だったが、コース経験の浅さをいとわず、見事に重賞制覇となった。

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【柴田大知騎手のコメント】
「この枠だったので、エーシン(モアオバー)の後ろをとれたら、そこは譲らないようにしようと思っていました。ペースも遅かったので、後ろから仕掛けてくる馬もいるだろうとは思っていましたが、そこでも離されずについていけたことが大きかったですね。一瞬の脚ではなく、トビが大きくて馬自身も大きい馬なので、早目でも前々にいこうと。しかし、3コーナーでこれは(追い出しが)早いと思い、待ったのが正解でしたね。

直線でも外から(ソリタリーキングが)来て、脚があったら開けてもらえないと思っていたら、コチラの手応えも良かったので、スペースができました。向こうの手応えが良かったら、押し込まれているはずですからね。結果的には内枠が良かったですし、エーシンとは4キロ差は大きかったですね。

前と変わらず衰えはありませんし、元気いっぱいでしたね。いつも一生懸命走ってくれます。ただ、小回りはそんなに得意ではないですね。東京で勝っているように、本来は東京など広いコースが良いタイプです。

今回は繰り上がりの出走でも、スタッフの方も上手く仕上げてくださって、新しい先生(西村厩舎)のところで勝てたのも良かったです。僕自身、川崎の南関東重賞での勝ち星はありますが、交流重賞は初めて勝てたので、本当に嬉しいです」

マイネルバイカ
(牡6、栗東・西村厩舎)
父:ロージズインメイ
母:スギノセンヒメ
母父:フォーティナイナー
通算成績:32戦7勝
重賞勝利:15年白山大賞典(Jpn3)

マイネルバイカ

マイネルバイカ

マイネルバイカ

マイネルバイカ

中央を通じても嬉しい重賞初制覇となった西村真幸調教師



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