【菊花賞】「まつり」だ! 北島三郎オーナーのキタサンブラックがG1初V!

10月25日(日)、4回京都7日目11Rで第76回菊花賞(G1)(芝3000m)が行なわれ、北村宏司騎手騎乗の5番人気・キタサンブラック(牡3、栗東・清水久厩舎)が優勝。勝ちタイムは3:03.9(良)。

2着にはクビ差で2番人気・リアルスティール(牡3、栗東・矢作厩舎)、3着には半馬身差で1番人気・リアファル(牡3、栗東・音無厩舎)が続いて入線した。

上がり馬スティーグリッツがゲートで大きく出遅れて最後方から。注目の先手争いはレッドソロモンが好スタートを切るも、それをリアファルとスピリッツミノルが交わし、坂の下りでスピリッツミノルがハナを奪う。1週目のスタンド前では春の実績馬キタサンブラック、サトノラーゼン、リアルスティールは中団前めの絶好のポジション、ブライトエンブレムは後方4番手、出遅れたスティーグリッツは腹を括ってジックリと脚を溜める。
向こう正面に入るとアルバートドック、タガノエスプレッソの2頭が一気にポジションを上げ、先頭もミュゼエイリアンが奪ってレースが動く。後方のベルーフ、マッサビエルらも動いていく中、リアルスティール、キタサンブラック、サトノラーゼンはマイペースを貫いてポジションをキープ。坂の下りではミコラソンを除く17頭がひと塊になって直線の脚比べへ。
逃げるミュゼエイリアンをリアファルが交わして先頭に立つが、内の狭いところをすくってキタサンブラックが抜け出し、さらに外からはリアルスティールが猛追。3頭の叩き合いはキタサンブラックがリアルスティールをクビ差振り切ってクラシック最後の一冠を制した。

勝ったキタサンブラックは国民的演歌歌手である北島三郎さん(馬主名義は大野商事)の持ち馬で、重賞3勝目。オーナーと清水久詞調教師はG1初勝利。セントライト記念と菊花賞の連勝は1984年のシンボリルドルフ以来31年ぶりの快挙となった。

馬主は有限会社大野商事、生産者は日高町のヤナガワ牧場。馬名の意味由来は「冠名+父名の一部」。

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キタサンブラック
(牡3、栗東・清水久厩舎)
父:ブラックタイド
母:シュガーハート
母父:サクラバクシンオー
通算成績:7戦5勝
重賞勝利:
15年菊花賞(G1)
15年セントライト記念(G2)
15年スプリングS(G2)

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陣営で喜びの記念撮影(左)清水久詞師


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プレゼンターを務められた山本耕史さんと(右から2人目)


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公約通りオーナーの代表曲「まつり」を熱唱した



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