【POG】人気のハートレーが危なげなく勝利…東京新馬

11月14日(土)、5回東京3日目6Rで2歳新馬(芝2000m)が行なわれ、R.ムーア騎手騎乗の1番人気・ハートレー(牡2、美浦・手塚厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:04.5(稍重)。

2着には1馬身1/4差で2番人気・オーダードリブン(牡2、美浦・加藤征厩舎)、3着には3馬身半差で3番人気・ウエヲムイテアルコ(牡2、美浦・中川厩舎)が続いて入線した。

ほぼ揃ったスタートの中、ハナを主張したのはフレンドリーノヴァで、その後をマジェスティガール、ウエヲムイテアルコが追う展開。人気のハートレーは中団内目に位置し、直線での伸びにかける。3コーナーを回ったところでブラックスパークが仕掛け始め、それに反応するように後方各馬も追い出し始める。
直線に入ると逃げるフレンドリーノヴァを集団が飲み込み、さあここからと思ったのもつかの間、内からハートレーが鋭く伸びて一気に先頭におどり出る。必死にオーダードリブンが差を詰めるも届かず。ハートレーが勝利した。

勝ったハートレーの母はアメリカのG1アルシバイアディズSを勝っており、サンデーサラブレッドクラブでも募集総額1億円もの価格をつけられた期待馬。初戦から素質を感じさせるパフォーマンスを披露し、今後の動向に注目が集まりそうだ。なお、今週から来日のライアン・ムーア騎手は今年のJRA初勝利となった。

馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「探査機ディープインパクトが観測した太陽系の彗星名より」。

1着 ハートレー(ムーア騎手)
「まだ子供っぽいというか、落ち着いて身構えながら走っている感じで前半はズブさを見せましたが、他馬に併せていくとスムーズに走れました。前があいてからもスパッと切れましたし、すごく良い素材です。距離が延びても大丈夫だと思います。この先必ず重賞を勝てるくらいの力がありますし、大事にしていってもらいたいですね」

2着 オーダードリブン(ルメール騎手)
「外を回った分勝ち馬とは差がつきましたが、この馬も最後は良い脚を使ってくれました。馬の後ろで競馬が出来ましたし、良い勉強になったと思います。すごく良い馬です」

3着 ウエヲムイテアルコ(戸崎圭騎手)
「返し馬でも物見をしていたので、その辺りに注意して乗りました。レースは上手に走ってくれましたし、最後まで頑張ってくれました。上位馬とは切れ味の差ですね。この馬も走りますよ」

4着 ショウナンラピュタ(北村宏騎手)
「ジリジリというタイプですね。もう少し早めに仕掛けたかったですけど、両サイドに馬がいて直線に向いてから追い出す形になりました。それでもよく頑張っていますよ。まだ攻め馬でもモタつくところがありますし、これから良くなってくると思います」

5着 フレンドリーノヴァ(柴田善騎手)
「大型馬ですし、使われて良くなってきそうです。アクションが大きくて切れるタイプではなさそうですけど、この馬なりにギアチェンジはしていました。もう一段上がるようになると、更に良いと思います。良い馬ですよ」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

ハートレー
(牡2、美浦・手塚厩舎)
父:ディープインパクト
母:ウィキッドリーパーフェクト
母父:Congrats

ハートレー

ハートレー

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