【ジャパンC】ラブリー池江寿師「ライバルはゴールドシップと…」


11月29日(日)に行われるジャパンカップ(G1)の最終追い切りが、栗東トレセンにて行われた。
ラブリーデイ(牡5、栗東・池江寿厩舎)を管理する池江泰寿調教師の一問一答は以下の通り。

●ダートをこなせる程の体付きに満足

-:1番人気で快勝しました天皇賞(秋)を振り返っていただきます。どんなレースに映りましたか?

池江泰寿調教師:さらにまたラブリーデイが強くなっていることを実感しましたね。

-:素晴らしい瞬発力を見せましたが、その後はどう過ごしたのでしょうか。

池:放牧には出さずに1週間は厩舎で疲れを取り、翌週から普通に乗り込み、先週の1週前追いは長めからCWで追い切り、当該週は変則で木曜しか追えなかったので、半マイルを流しただけの調整でしたね。

-:今日は併せる型になりましたか?

池:そうですね。2頭併せでしたけれど無理をせず持ってきていますし、あと一走あるのでお釣りは残しておかないと、という感じですね。

ラブリーデイ

-:先週、今週の動きを見る限り、かなり満足を得てらっしゃると。

池:イイ状態で臨めそうですね。

-:京都大賞典の快勝を受けての天皇賞の前では、秋になってパワーとキレの両方が増しているという話でした。その印象は変わりませんか?

池:そうですね。ひと夏を越してパワーがついて、ダートでもこなしそうな体つきになっています。

-:ここに来ての成長の要因はなんでしょうか?

池:ひとつだけではないと思うのですけれど、ふたつあると思います。肉体面と精神面です。

-:それを支える調教というのがあったのですか?

池:そうですね。担当の山本助手がフラットワークをじっくり乗り込んだり、色々なことを教え込んでいますし、やっぱりラブリーデイ自身がもともと能力を持っていたということだと思います。

●秋は4戦を予定。今回3戦目の状態はいかに

-:京都大賞典では2400mを見事に走りましたが、今回は東京競馬場での2400m戦。ラブリーデイのコースに関する敵性はどうお考えでしょう?

池:2000mがベストの馬なので、2ハロンを川田君がどうやって上手に乗ってくれるかでしょうね。

-:リズム良く走れれば?

池:そうですね。リズム良く走れれば。あとはジョッキーと馬を信じるしかないですね。

-:この秋3戦目、まだまだ上がありそうですね。

池:この秋は4戦を予定しているので、次の有馬記念でピークに持っていけるように逆算して調整しております。
ラブリーデイ

▲有馬記念も視野に入れ、秋3戦目に向かうラブリーデイ


-:春シーズンもあれだけ戦っていて、あともう一戦使えるくらいだとおっしゃっていました。非常にタフな面がありますが、そのタフさの秘訣は何なのでしょうか?

池:体質だと思います。

-:今年前半はゴールドシップと3度対戦して最後に宝塚記念で勝ちました。ゴールドシップを意識される面はありますか?

池:もちろんそうですね。あと、ミッキークイーンも意識しています。

-:今回のメンバーをご覧になって、その他で気になっている馬はいますか?

池:外国馬も本気度が伝わってきていますので、かなり警戒しないといけないなと思っています。

-:それでもこの馬が一番を当然目指す訳ですね。

池:そこしか狙っていませんからね。

-:重賞7勝、G1・3勝目に向けて期待のほどを最後にお願いします。

池:本当にタフで元気な馬なのですが、まだまだ活気というか活力、決してこれだけ走っていてもデキは落ちていませんので。いい状態で日本代表馬として恥ずかしくない競馬ができるはずです。是非、注目していただければと思います。