【ステイヤーズS】充実一途!アルバートが4連勝で重賞初制覇!

12月5日(土)、5回中山1日目11Rで第49回ステイヤーズS(G2)(芝3600m)が行なわれ、R.ムーア騎手騎乗の1番人気・アルバート(牡4、美浦・堀厩舎)が優勝。勝ちタイムは3:45.9(良)。

2着には5馬身差で7番人気・カムフィー(牡6、美浦・池上和厩舎)、3着にはクビ差で4番人気・トゥインクル(牡4、栗東・牧田厩舎)が続いて入線した。

JRAの平地最長距離で行なわれる師走恒例のマラソンレース。まず先手を打ったのはプランスペスカで、ユキノサムライ、メイショウカドマツ、スズカデヴィアス、ネオブラックダイヤ、カノンと続くが1周目向こう正面では何頭かが折り合いを欠くシーンも。ファタモルガーナは中団、アルバート、トゥインクル、カムフィーは後方でじっくりと脚を溜める。
2周目スタンド前はカノンが先頭。メイショウカドマツ、プランスペスカと続いてゴールを通過し2周目の向こう正面へ。スズカデヴィアスは2番手集団の前を進み、その後ろにファタモルガーナ。アルバートも徐々にポジションを上げていく。
残り1000mでペースアップすると馬群がギュッと凝縮。ネオブラックダイヤが外から先頭を奪おうとするが、メイショウカドマツが譲らずに後続を従えて直線へ。そのまま一気に押し切りを図るが、外からマイネルフロスト、更に馬群を縫ってアルバートが抜けてくるとアッという間にメイショウカドマツを交わしてあとは独走。2着以下に5馬身差を付けて重賞初制覇を果たした。
2着争いは外から併せ馬で伸びたカムフィーが2着、トゥインクルが3着に入った。

勝ったアルバートは母系にインティライミやプレミアムボックス、スマートギアといった活躍馬が多く出ている血統で、8月に10カ月ぶりの勝利を挙げると、そこからトントン拍子で3連勝。今回はその勢いを買われて1番人気に支持され、その期待に見事応えて見せた。
馬主は林正道氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「人名より」。

ステイヤーズSの結果・払戻金はコチラ⇒

アルバート
(牡4、美浦・堀厩舎)
父:アドマイヤドン
母:フォルクローレ
母父:ダンスインザダーク
通算成績:16戦6勝
重賞勝利:
15年ステイヤーズS(G2)

アルバート

アルバート

アルバート

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。