【有馬記念】3歳リアファル上昇「ビッシリやって仕上がった」

23日、有馬記念(G1)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、ジャパンC5着のサウンズオブアース(牡4、栗東・藤岡健厩舎)は助手を背にCWで併せ馬を行った。2歳500万のスパーキングジョイの内を0.7秒追走し、一杯に追われて0.6秒先着した。タイムは5F66.9-51.3-37.0-11.8-12.2秒で駆け抜けた。

藤岡健一調教師は「オーバーワークにならない、いい調教ができましたね。秋3走目で今回が1番いい仕上がりで臨めると思いますよ。春の日経賞は休み明けで行きっぷりが悪かった。それでも最後はいい脚を使ってきたからね。案外、中山コースはいいんじゃないかな」と順調さをアピール。

昨年の菊花賞2着馬で、今年は勝ちに恵まれることはなかったが、そろそろ惜敗続きにピリオドを打ちたいところ。復帰後3戦目で上積みを見込め、充実一番といったところか。長距離の能力が高いだけに、スピードが出る馬場状態であれば、警戒が必要な1頭だろう。

サウンズオブアース


サウンズオブアース

前走、菊花賞3着のリアファル(牡3、栗東・音無厩舎)は助手を背に坂路で併せ馬。オープンのランウェイワルツを0.1秒追う形から0.5秒先着する鋭い動きを見せた。4F51.6-37.9-25.0-12.7秒の好タイムをマーク。

音無秀孝調教師は「前走後に少し楽をさせていた分もあるし、先週までちょっと物足りない感じがあったからね。その分、今週はびっしりと追い切りました。ええ、これで態勢は整うと思いますよ。 菊花賞は厳しい競馬になってしまいました。神戸新聞杯のように、この馬のリズムで運びたいですね」と一気に時計を縮める時計を叩きだし、更なる成長を見せる。芝に矛先を変えてからも3戦2勝と一線級の力を見せており、まだ底も見せていない。3歳馬で伸びしろも十分あり、ここでの先行争いにも注目だろう。

リアファル