【有馬記念】不運外枠続きのアドマイヤデウス「内枠から競馬を」

23日、有馬記念(G1)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、ジャパンC16着のアドマイヤデウス(牡4、栗東・橋田厩舎)は助手を背に坂路で追い切り。4F55.5-39.5-24.9-12.2秒を叩き出した。

橋田満調教師は「きのう(火曜)も大き目(坂路でラスト1F13秒7)になっていますからね。それだけ具合がいい証拠ととらえてください。 春の天皇賞から3戦連続で外枠で厳しい競馬になっています。この条件は春に強い競馬をしていますし、内枠から競馬をさせたいですね」とコメント。

師が語るように、同じ条件である日経賞は、中団から34秒2の上がりを繰り出し快勝。その後は外枠の不利を受けて思うようなレース運びをする事が出来なかった。徐々に人気を落としているが、内枠を引いた時には警戒が必要と言えるだろう。

アドマイヤデウス

今回こそ内枠が欲しいアドマイヤデウス


前走、ジャパンC13着のヒットザターゲット(牡7、栗東・加藤敬厩舎)は助手を背に坂路で追い切り。4F53.0-38.5-25.3-12.7秒を叩き出した。

「けさは単走でやりました。前によその厩舎の馬がいて、それを抜いたところでフワッとするところがありましたね。最後までビシッと気合をつけてやれたし、ここを目標に悔いのない仕上げができたと思います」と清生調教助手 。7歳馬ながら、まだまだ衰えは感じない。2走前、3走前では内枠から強い競馬を見せているだけに、この馬も内枠が欲しいところだろう。中山の舞台は約3年ぶりとなるものの、小回りの適性があるだけに軽視は出来ない。

ヒットザターゲット

念願のG1制覇へ坂路を駆け上がるヒットザターゲット