【京都金杯】距離延長ブルズアイ「うまく折り合いをつけて運べたら」

12月31日、京都金杯(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、京阪杯5着のエイシンブルズアイ(牡5、栗東・野中厩舎)は和田竜二騎手を背にCWを一杯に追われ、6F80.0-64.2-50.5-37.9-12.6秒で駆け抜けた。

管理する野中賢二調教師は「そんなに切れる脚が使えるタイプじゃない。1200mの重賞だと位置取りが難しくなるんだ。もう少し楽に位置をとって運びたいし、今回は距離を延ばしてみる」とこのレースを選択した意図を話した。一昨年のNHKマイルC以来およそ1年8ヶ月のマイル戦となるが、「1800mの重賞(一昨年の毎日杯)で2着もあるし、ある程度は対応できるはず。うまく折り合いをつけて運べたら」と、距離延長での前進に期待している。

エイシンブルズアイ

(写真は1月3日に撮影したもの)


タンザナイトS2着から参戦のミッキーラブソング(牡5、栗東・橋口弘厩舎)は助手を背に栗東坂路で1000万下クールオープニングを0.4秒差先行する形。馬なりのまま4F54.2-39.6-26.1-13.1秒で駆け上がりアタマ差先着した。

橋口慎介調教師は「前走は勝ち馬とは枠順の差もありましたから。変則日程ですが引き続き具合はよさそうです。去年(17着)は大外枠で、体調も伴っていなかった。今なら結果もまた違うはず」とコメント。大敗に終わった昨年のリベンジを狙う。

菊花賞13着以来2ヶ月半ぶりとなるタガノエスプレッソ(牡4、栗東・五十嵐厩舎)は助手を背にCWで障害OPのコアレスドラードを0.8秒差で追走。0.1秒遅れる形となったが、一杯に追って6F82.5-65.7-51.3-38.5-12.7秒をマークした。

五十嵐調教助手は「菊花賞は他馬に乗っかけられて外傷。幸い大事に至らず、このレースを目標に逆算して放牧から帰厩させました。影響もありませんよ」とアクシデント後ながらも順調さをアピール。「この距離なら折り合いの足かせもないし、自在に動けると思う。デイリー杯2歳Sのような競馬ができれば」と同舞台で重賞制覇を果たした際のような競馬に期待している。