【京都金杯】ヴェンデッタ「メリハリの利いた走りができれば」

2日、京都金杯(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、スワンS3着のオメガヴェンデッタ(セ5、栗東・安田隆厩舎)は助手を背にCWで4F56.2-40.6-12.3秒をマーク。3歳OPラヴアンドポップの外を馬なりで同入する形となった。
それまでの先行策から一転、後方待機策から上位に浮上した前走について安田翔調教助手は「抜け出すとフワッとする面があるので、以前から前走のような競馬をしたいと思ってたんですよ。いい伸びを見せてくれたし、収穫はありました」と話した。「前走より毛ヅヤがいいし、フレッシュな状態に仕上がってる。メリハリの利いた走りができれば楽しみはあります」と、今回も同じような競馬をすることを示唆した。

前走金鯱賞9着のマジェスティハーツ(牡6、栗東・松永昌厩舎)は3日の追い切り。森一馬騎手を背にCWで直線は強めに追われ、6F84.0-68.0-52.6-38.8-12.4秒をマークした。
中山調教助手は「前走が流れ込んだ程度のレースでしたから。馬が伸びて走っている感じで、弾けるところがなかったでしょ。具合が良くないとは思えないけどこの時季は合わないのかも」と少々後ろ向きなコメントを残した。

近走は冴えない競馬が続いているG1馬メイショウマンボ(牝6、栗東・飯田祐厩舎)も3日の追い切り。助手を背に栗東坂路で4F55.3-39.3-24.8-12.0秒をマーク。馬なりながら最後の1Fは12.0秒でまとめる動きを見せた。
管理する飯田祐史調教師は「中間は障害練習を取り入れて精神面の鍛錬を。嫌なことがあってもあきらめずに走ることを教えてきました。この効果が実戦に出てほしい」と話した。復調を目指し試行錯誤の日々が続いている。

メイショウマンボ