【東海S】骨折明けインカンテーション「体はしっかりできている」

20日、日曜中京で行なわれる東海S(G2)の追い切りが行なわれた。

骨折による休養のため、昨年5月の平安S以来8ヶ月ぶりとなるインカンテーション(牡6、栗東・羽月厩舎)は助手を背にCWでOPサクラエールを0.7秒先行する形。最後はは0.1秒遅れ、6F85.6-69.1-54.3-40.1-14.0秒という時計だったが、天候の影響もあり馬なりで余力をのこしてのものであった。

騎乗した田崎調教助手はこの調整内容を「こんな天気だったし、けさは無理をさせず馬なりでやった。動き自体は良かったし、体はしっかりできてるよ」と話した。しかし長期休養明けとなることについては「そうは言っても骨折明けだから、常識的に考えれば1回使ってからの方がいいだろうね」と慎重な様子であった。

昨年のフェブラリーSではコパノリッキーと半馬身差の2着、平安Sでは並み居る重賞勝ち馬を抑えての勝利を挙げており、今回のメンバーなら力量上位は間違いなし。8ヶ月の長期休養がどう響くかがポイントになってきそうだ。

インカンテーション

昨年の平安Sは逃げの手を打って後続を完封した