【川崎記念】王座はまだ譲らない ホッコータルマエがG1・10勝目！

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提供：アナタの知らない騎手の世界
1月27日(水)、川崎競馬場で交流重賞・第65回川崎記念(Jpn1)(4歳上 定量 1着賞金6000万円 ダート2100m)が行なわれ、幸英明騎手騎乗の1番人気・ホッコータルマエ(牡7、栗東・西浦厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:14.1(良)。

2着にはアタマ差で2番人気・サウンドトゥルー(セ6、美浦・高木登厩舎)、3着には4馬身差で3番人気・アムールブリエ(牝5、栗東・松永幹厩舎)が続いて入線した。

王者・ホッコータルマエが好スタートを切るも、控えて4番手からの競馬。サミットストーンが敢然とハナを切り、マイネルバイカ、パッションダンスと追走。サウンドトゥルーは中団からホッコータルマエを見る形でレースを進める。
1周目のスタンド前で早くも馬群は縦長。サミットストーン、マイネルバイカ、パッションダンスが先団を形成し、そこから間隔が開いて4番手でホッコータルマエは抜群の手応えで追走。残り800mを過ぎ、ホッコータルマエの内からサウンドトゥルーが進出を開始し、アムールブリエも外から続く。
3コーナーを過ぎ、ホッコータルマエと前の3頭との差がみるみる詰まって直線へ向くと、先行勢に余力はなく、ホッコータルマエが堂々と先頭。しかし、勢い十分のサウンドトゥルーも外からグングン迫って2頭の激しいマッチレース。ゴールまで相譲らない叩き合いはホッコータルマエがアタマ差サウンドトゥルーを振り切って復活の勝利を挙げた。

勝ったホッコータルマエはこのレース3連覇で、前人未踏のG1・10勝目。昨春の帝王賞を勝った後、大記録に王手をかけながらJBCクラシック3着、チャンピオンズC5着、東京大賞典2着と3戦連続惜敗。3戦いずれもサウンドトゥルーに先着を許し、年齢的な衰え、世代交代の声が日増しに大きくなっていたが、一昨年、昨年と連覇した縁起のいいこのレースで大記録を達成。渋太く粘り込むこの馬らしいレースで、王者の座を守り抜いた。
馬主は矢部道晃氏、生産者は浦河の市川ファーム。馬名の意味由来は「冠名＋樽前山より」。

【幸英明騎手のコメント】
「毎回そうですが、負けられない気持ちで乗りました。なかなかG1・10勝が出来なくて、馬に迷惑をかけて、ちょっと自分の中でモヤモヤしてました。前にも強い馬はいましたけど、最近ずっと負けているサウンドトゥルーを気にしながら乗っていました。一瞬、交わされるくらいの勢いで来ていたのですけども、もう一度最後は踏ん張ってくれました。本当に凄い馬です。

(このあとはドバイへ？)その辺は先生とオーナーサイドで考えて下さると思います。なかなかG1・10勝をすることが出来ず、待ちわびて下さったファンもたくさんいらっしゃったと思いますけど、今日10勝することが出来ました。本当にありがとうございました」

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ホッコータルマエ
(牡7、栗東・西浦厩舎)
父：キングカメハメハ
母：マダムチェロキー
母父：Cherokee Run
通算成績：35戦17勝
G1勝利：
14～16年川崎記念(Jpn1)
13、15年帝王賞(Jpn1)
14年チャンピオンズC(G1)
13～14年東京大賞典(G1)
13年JBCクラシック(Jpn1)
13年かしわ記念(Jpn1)

ホッコータルマエ

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