16年ぶり女性騎手デビューへ 藤田菜七子 「いつかダービーを勝ちたい」

11日、2016年度・新規騎手免許試験合格者が発表された。合格した6人は早ければ3月5日の開催からのデビューとなる。
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【菊澤一樹新規騎手のコメント】
(18歳、茨城県出身、美浦・菊澤隆徳厩舎所属)

「父が元騎手だったので競馬を見る機会が多く、父の人馬一体になる姿を見て格好良いと思い、小学校2年生の頃から騎手になりたいと思いました。目標は、横山典弘騎手です。横山騎手の馬に対する姿勢、馬の可能性を広げる騎乗スタイルに憧れています。印象に残っているレースは、ジェンティルドンナが勝った有馬記念です。引退することが決まっているなかで、勝てるのかなと思って見ていましたが、有終の美を飾ったので感動しました。

一鞍一鞍を大切に騎乗して、たくさんの方に認めてもらえるようなジョッキーになりたいです。馬を動かすことには自信があるので、そこを見てもらいたいです。自分のアピールポイントは、いつも笑顔でいることです。勝ちたいレースは、凱旋門賞です。世界の頂点だと思っていますし、そのレースに乗って勝つことを最大目標に頑張っていきたいです」

新人記者会見


【藤田菜七子新規騎手のコメント】
(18歳、茨城県出身、美浦・根本康広厩舎所属)

「小学校6年生のときに、テレビで競馬中継を見てカッコいいと思って騎手を目指しました。目標は、リサ・オールプレス騎手です。たくさんの人に信頼され、愛される騎手になれるように頑張りたいです。好きな馬はダイワスカーレットで、印象に残っているレースは、ウオッカが勝った秋の天皇賞です。ダイワスカーレットは敗れましたが、ウオッカもダイワスカーレットも強いと思いました。

厳しい世界だということは自覚していますが、自分のペースで自分ができることをしっかりやって、先輩たちに早く追いつけるようにしたいです。馬へのあたりが柔らかいところがアピールポイントだと思っています。女性ならではの面を生かしていきたいです。勝ちたいレースは、日本ダービーです。日本の競馬といえば日本ダービーだと思う方が多いですし、そういうレースをいつか勝ちたいです」

新人記者会見


【木幡巧也新規騎手のコメント】
(19歳、茨城県出身、美浦・牧光二厩舎所属)

「小学校4年生の頃から騎手を目指しました。騎手である父の背中を見て育ち、その背中に憧れていて、物心がついたときから騎手になることが夢でした。尊敬するのは父・木幡初広騎手で、目標にしているのは四位洋文騎手です。競馬は魅せるスポーツだと思っているので、四位騎手のように綺麗なフォームで乗れるようになりたいです。

自分は競馬学校に4年間お世話になって、4年目のときは悔しくて情けない気持ちになりましたが、その1年が一番充実していました。学校の先生や所属の牧先生、両親の支えで4年間頑張ることが出来ました。印象に残っているレースは、オルフェーヴルが勝った有馬記念です。騎手になって、怪物と言われるような馬に乗ってみたいと思いました。

新人らしく、ガムシャラに追うところがアピールポイントだと思っています。馬主や厩舎スタッフに好かれ、気を配ることが出来て、信頼される騎手になりたいです。勝ちたいレースは、日本ダービー、ジャパンカップ、有馬記念です。日本でも賞金の高い3つのレースを勝つことが夢だと思っています」

新人記者会見

新人記者会見

関東からデビューする3人の新人騎手