【フェブラリーS】1週前 素質開花し、いよいよG1へ 上がり馬モーニン

10日、フェブラリーS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。前走、根岸Sで待望の重賞初勝利を飾ったモーニン(牡4、栗東・石坂厩舎)は、助手を坂路で単走追い。リラックスを主眼に置いた調整で4F55.7-40.7-27.3-13.8秒を馬なりで計時した。

石坂正調教師は「調教時計は考えていたよりも速くなったが、リラックスして走れていましたね。順調にきていますよ。期待していた馬が段々とパワーアップしてきたし、素質が開花してきていますからね」と愛馬の成長に目を見張るばかり。初のG1挑戦に気負いは全くない。

雄大な馬体から繰り出される力強いフットワークは、デビュー前から評判となっていたが、周囲の大きな期待に違わぬ走りで6戦5勝。デビューからわずか9カ月で日本のダート界を担う存在にまで上り詰めてきた。展開や前の馬の動きに左右される追い込み脚質のノンコノユメと比べ、前々で流れに乗って、更にもうひと伸び出来る脚質は大きな武器。同世代のライバルを封じて、ダート界の新王者へ邁進する。

モーニン

角馬場で調整するモーニン(11日撮影・右から3頭目)