【フェブラリーS】昨年は少差コーリンベリー「考えていた通りのローテ」

17日、日曜東京11レース・フェブラリーS(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、チャンピオンズC13着のコーリンベリー(牝5、美浦・小野次厩舎)は、上野翔騎手を背に(レースでは松山弘平騎手が騎乗予定)南ダートコースで追われ、5F67.1-52.2-38.0-12.1秒をマークした。

【小野次郎調教師のコメント】
「去年のJBCスプリントは、ウチの厩舎にきて間もなかったですし馬がよく走ってくれただけです。あの日は早いうちから大井競馬場に行ってレースを見ていて、インがよく伸びていると思っていました。ゲートも出ましたし、ああいう形になれば短距離戦では強いですね。その後はダート短距離で適当な番組がありませんし、ダート路線の大きなレースはフェブラリーSしかないので、逆算して考えた結果チャンピオンズCを使いました。

ここまで考えていた通りのローテーションできていますし、状態に関しても前走時と大きく変わりない感じできていると思います。去年のフェブラリーSでは、出遅れたり直線で狭いところに入った割りに0.5秒差でしたからね。前走は乗り方に注文を付けましたが、今回どう乗るかは弘平に任せます。順調にきていますし、良いところを見せてくれればと思っています」

コーリンベリー

コーリンベリー


前走、東海S2着のモンドクラッセ(牡5、美浦・清水英厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F51.6-38.0-13.0秒をマークした。

【清水英克調教師のコメント】
「前走は向かい風を心配していましたが、その辺りを割り引いて、マークされての2着と内容には納得しています。前走後は、1週間はスイッチオフにしてリラックスさせる調整をして、2週くらい前から時計を出し始めました。1週前は、前に目標を置いてそれを抜かす調教をしました。そのときは少しモコモコしている感じに見えましたが、日曜日の動きが良かったので今日はサラッとやりました。指示通り上手に調教が出来たと思います。

大きな骨折をして長期休養をしていましたが、牧場関係者や厩舎スタッフがしっかりケアしてくれたおかげで、肉体的にも精神的にも強くなりました。一生懸命走るのがこの馬の良いところですね。以前に東京マイルを使って負けはしましたが、2着のときの内容は良かったですしマイルはベストの条件だと思っています。厩舎ゆかりの血統で、辛い骨折を乗り越えてここまで来られましたからね。思い残すことのないレースをしたいです」

モンドクラッセ

モンドクラッセ