【フェブラリーS】衰えは微塵もなし 3年前の覇者グレープブランデー

17日、日曜東京11レース・フェブラリーS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、根岸S3着のグレープブランデー(牡8、栗東・安田隆厩舎)は、助手を背に坂路で単走、終い一杯に追われ4F52.3-38.3-24.7-12.2秒と上々の時計をマーク。8歳となったが、黒光りする好馬体は今なお健在だ。

安田隆行調教師も「いい動き。中間も変わりなくきていますね。馬体なんかもとても8歳とは思えませんからね。前走もそうでしたが、最近は前半でハミを噛んでしまうところある。その分、最後で伸び切れなかった感じ。そういった意味では、G1で流れが速くなるのは歓迎だし、うまく前に壁をつくって運びたい」と3年前の覇者が虎視眈々と2度目のVを狙う。

グレープブランデー


前走、根岸S4着のタガノトネール(セ6、栗東・鮫島厩舎)は、助手が騎乗して単走で坂路へ。終い強めに追われると4F52.5-38.3-25.0-12.6秒のタイムで登坂した。

「前走でも結構、仕上げてたたけど、1回使った効果というのはあると思います。この条件で2走前にノンコノユメに負けちゃったけど、ここも自分の競馬をするだけ。後ろで差し馬勢が牽制し合ってくれるといいな」と鮫島一歩調教師は色気たっぷりにコメント。派手さはないが、近走の充実ぶりは軽視できない。

タガノトネール