豪脚見せたが届かず2着ノンコノユメ「追い出しても反応が遅かった」

●2月21日(日) 1回東京8日目11R 第33回フェブラリーS(G1)(ダ1600m)

単勝1番人気に支持され、1998年グルメフロンティア以来となる関東馬Vの期待がかかったノンコノユメ(牡4、美浦・加藤征厩舎)は、メンバー最速となる上がり3F34.7秒の豪脚を繰り出したが、先に抜け出したモーニンまでは届かず、無念の2着に終わってしまった。

速いラップを刻む先行馬群から少し離れた後方4番手を追走。ポジション、手応えとも58キロを背負い、ハナ差の辛勝だった武蔵野Sよりも良く見えたが、C.ルメール騎手は「休み明けだったぶん、追い出しても反応が遅かった。なかなかエンジンがかからなくて…」と悔しさを滲ませる。

「でも、最後はすごい脚だったよ」と、アスカノロマンを交わして連対は確保したが、そこまでが精一杯。中央のG1勝利はおあずけとなった。それでも、先行馬に有利な脚抜きのいい高速馬場で、末脚不発も懸念されながら結果を残したのは立派。モーニンとの覇権争いは更に過熱していきそうだ。