【中日新聞杯】1週前 軌道に乗ったクルーガー「いい状態で臨めそう」

2日、中日新聞杯(G3)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

1000万下、初富士Sと目下2連勝中のクルーガー(牡4、栗東・高野厩舎)は、坂路で助手が手綱をとり、3歳未勝利のソングライティングを相手に0.2秒先行。終始パートナーを上回る手応えで2馬身先着。4F53.2-38.6-25.0-12.1秒でゴールした。

管理する高野友和調教師は「この前は外枠でロスの多い競馬。とても届かないような位置でしたが、あそこからよく差し切ってくれました。2着馬もこの前、勝ち上がっていましたし、そういう意味でも評価できるのでは。骨折があって遠回りをしましたが、重賞3着もあって期待をしていた馬なんです。古馬になっての昇級戦が重賞というのは簡単ではないでしょうが、いい状態で臨めそうですから」と大きな期待を寄せる。

3歳時は京成杯で3着に入るなど、クラシック出走も意識された逸材。残念ながらクラシックへ駒を進めることは出来なかったが、条件クラスで地力を蓄え、いよいよ軌道に乗ってきた。今の充実ぶりならば、アッサリと重賞制覇を成し遂げても何ら不思議ではない。

クルーガー