【名古屋大賞典】圧倒的人気に応えてアウォーディー大差勝ち!

3月17日(木)、名古屋競馬場で行われた交流重賞・第38回 名古屋大賞典(Jpn3)(4歳上 別定 1着賞金:2100万円 ダート1900m)は、武豊騎手騎乗の1番人気・アウォーディー(牡6、栗東・松永幹厩舎)が優勝。勝ちタイムは2.01.2(良)。

2着には大差で4番人気・バンズーム(牡5、美浦・久保田厩舎)、3着には3馬身差で3番人気・モズライジン(牡4、栗東・矢作厩舎)が続いて入線した。

各馬揃った飛び出しからダブルスターが抜け出しハナを切る。高知のサクセスコードが果敢に2番手につけ、3番手にアウォーディー。バンズームは6番手、モズライジンは10番手で1周目のスタンド前を通過していく。
2周目の向正面ではアウォーディーが2番手まで押し上げ、3コーナーを回るところでダブルスタを交わし、後続を突き放していく。3番手にバンズームは上がり、その後ろまでモズライジンが進出するが、この時点でもう勝負あり。直線に入るとアウォーディーは更に差を広げ、バンズームとモズライジンの2番手争いに2.4秒もの大差をつけて悠々とゴールに飛び込んだ。

勝ったアウォーディーは母が秋の天皇賞を勝ったヘヴンリーロマンスという良血。姉のアムールブリエは2日のエンプレス杯を制覇、弟のラニはドバイ遠征が決まっている、今が旬の血統だ。本馬はこれで矛先をダートに変えてから無傷の3連勝となった。鞍上の武豊騎手はエンプレス杯、ダイオライト記念に続き、地方交流重賞騎乗機会3連勝を達成した。
馬主は前田幸治氏、生産者は米のNorthHillsManagement。馬名の意味由来は「受賞者」。

【武豊騎手のコメント】
「断然の一番人気だったのでホッとしています。本当に強いですね。ダートが合うのももちろんですが、馬の体調が良くなってきましたね。小回りなので、ある程度ポジションをとりたいと思っていました。スタートが決まってほっとしました。僕は乗ってただけでした。(これで名古屋で行なわれるダートグレードを全て制覇しましたが)新聞に『名古屋大賞典は勝てない』と書かれていたのでちょっとプレッシャーになりましたね(笑)。ダートに転じてからは全て圧勝で負けていませんからね、これからが楽しみです。

今日は本当にありがとうございました。あさってもまた中京で乗ります。菜七子ちゃんも来ますので(笑)、応援お願いします」

アウォーディー
(牡6、栗東・松永幹厩舎)
父:Jungle Pocket
母:Heavenly Romance
母父:Sunday Silence
通算成績:29戦7勝
重賞勝利:
16年名古屋大賞典(Jpn3)
15年シリウスS(G3)

アウォーディー
アウォーディー
アウォーディー
アウォーディー
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