【高松宮記念】1週前 ミッキーアイル本番も「無理に抑えることはしない」

16日、17日、高松宮記念(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行なわれた。

松山弘平騎手との新コンビで阪急杯を制したミッキーアイル(牡5、栗東・音無厩舎)は16日、助手を背に坂路で4F51.7-37.6-24.8-12.5秒をマークした。

管理する音無秀孝調教師は「もともと動く馬だが、やっぱり時計は出るね。前走を使った上積みはあるし、元気がなかった香港と比べても雰囲気はいいよ」と改めて愛馬を評価する。前走は久々に逃げの手に出ての勝利となったが「逃げる?相手がいることだし、スタートの出方とか枠順次第かな。そこらでどうなるか分からないけど、無理に抑えることはしないよ」と、話した。

ミッキーアイル


5ヶ月ぶりとなったオーシャンSで3着に入ったハクサンムーン(牡7、栗東・西園厩舎)は17日、助手を背に坂路で4F57.0-40.5-24.9-11.7秒をマークした。

前半はかなりゆったりとしたラップを刻んだが、西園正都調教師は「レース間隔が詰まってるので、今週は上がり重点でやりました。一度、使ったことで素軽さも増しているし、いい動きでしたね。来週、長めから追い切れば仕上がりますよ」と話した。高松宮記念は13年から4年連続での挑戦。2着1回、3着1回とタイトルに手は届いてはいないが「まだまだ元気いっぱいだし、コレがあるから7歳になってもトップクラスでやれるのしょうね。去年の勝ち馬もいますが、何とか雪辱したいです」と、昨年のリベンジを誓った。

ハクサンムーン


阪急杯では6着に終わった昨年の桜花賞馬レッツゴードンキ(牝4、栗東・梅田智厩舎)は16日、助手を背に坂路で4F52.8-37.1-24.4-12.6秒をマークした。

管理する梅田智之調教師は「1回レースを使ったあとだからね。テンションを上げすぎないように、上がり重点でやりました。動きも良かったし、ここまでは順調にこられていますよ」と、順調さをアピールした。今回は初のスプリント戦となるが「1200mになることは問題ない。スタートをきめて道中をリズムよく運びたいね」と、再びの戴冠にむけて期待十分だ。

レッツゴードンキ