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国内は任せろ!アクター吉田隼「これからもこのコンビで頑張りたい」
2016/3/26(土)
●3月26日(土) 3回中山1日目11R 第64回日経賞(G2)(芝2500m)9頭立てという少頭数ながら、昨年暮れの有馬記念で1、2着となったゴールドアクター、サウンズオブアースに同4着のマリアライト。有馬記念こそ11着と崩れたが、そこまで4連勝でステイヤーズSを勝ったアルバート、さらに年明けのアメリカJCCを勝ったディサイファと好メンバーが顔を揃えた今年の日経賞。結果は有馬記念の着順通りにワン・ツー・スリー。グランプリホースが貫禄を示して2016年の初戦を飾った。
注目の先手争いはゴールドアクター、サウンズオブアースが好スタートを切って互いの出方をうかがうが、ディサイファがそれを制してハナを切り、ゆったりとしたペースを作る。2番手にサウンズオブアース、その半馬身後ろをゴールドアクターがピッタリとマークし、馬群はほぼひと塊のまま、残り1000mから徐々にペースが上がり、直線入り口では早くも一騎討ちの体勢。斤量が2キロ重いゴールドアクターがサウンズオブアースを交わせるかという見応えある攻防は、外のゴールドアクターがサウンズオブアースをねじ伏せるような形でゴール。鞍上・吉田隼人騎手からガッツポーズも飛び出した。
サウンズオブアースよりも2キロ重い、初の58キロを背負っての勝利に「レースの前からペースが遅くなるだろうと思っていましたが、今日は出たなりの競馬でどれだけやれるか試したいと思っていました。前走とは斤量が違いますし、強い相手も順調にきていると聞いていたので、そのなかでどれだけやれるかと思っていました。強い馬についていって、良い競馬が出来ました。反応はもうひとつでしたが、賢い馬なので息さえ出来ていればレースで力を発揮してくれます」と鞍上もパートナーを褒め称えた。
3歳のクラシックレースに参戦したのは菊花賞(3着)のみ。しかし、その後ジックリと力を蓄え、休み明けの1000万特別からトントン拍子で勝利を重ねて堂々5連勝。5歳世代ナンバーワンに躍り出たといっても過言ではない。奇しくも日本時間の今夜には、この先覇権を競うことになる強豪がドバイで大挙出走。「この後も順調にいってもらいたいですし、これからもこのコンビで頑張っていきたいです」と締めくくったが、まずは留守をしっかりと守ったゴールドアクター。続く春の盾、そして来たるドゥラメンテ、リアルスティールらとの対戦が非常に楽しみとなった。
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