【天皇賞(春)】サウンズ藤岡佑「この馬のデキに自分がなんとか応えたい」

27日、天皇賞(春)(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、日経賞2着のサウンズオブアース(牡5、栗東・藤岡健厩舎)は、藤岡佑介騎手が跨がってCWコースで古馬500万のアンバーグリスキーを0.6秒追走。馬場の内めからコーナーワークで差を詰めると、直線では一気にパートナーを抜き去って1秒先着。6F80.5-64.2-49.6-36.4-11.9秒と時計、動きとも申し分ないデキで大一番に挑む。



27日、天皇賞(春)(G1)の共同記者会見が栗東トレセンで行われた。
サウンズオブアース(牡5、栗東・藤岡健厩舎)に騎乗する藤岡佑介騎手の一問一答は以下の通り。

●人馬とも悲願のG1へ急遽回ってきたチャンスを生かせるか

-:最終的な調教の感触ですが、どうだったでしょうか。最後まで一生懸命、追ってらっしゃいましたね?

藤岡佑介騎手:気を抜かせないようにしっかりと追ってくれとの指示だったので。感触としては、素晴らしく良かったですね。

-:先週もかなり強めに追い切られていましたが、上がりの時計を見ると先週と全く遜色ないですね。併せ馬も相手をあっさり交わしました。

藤:先週は全体がゆっくりだったみたいなので、上がり重点の調教だったみたいですけど、今週は全体時計も速いですし、申し分ない動きだと思います。いい反応でした。



-:神戸新聞杯以来のコンビということですが、以前騎乗した時と何か変化は感じられましたか?

藤:すごく馬もしっかりしてきていて、古馬らしくなったなと思いました。全体にパワーアップして、気性面でも大人になったなという印象です。

-:去年につづいての天皇賞参戦ですが、ひと味ちがうのでは、というイメージはありますか?

藤:去年この馬に騎乗していないのでその時とはちょっと比較はできませんが、以前乗せてもらった時よりは良くなっているのは間違いないです。

-:神戸新聞杯の時の印象はどうでしたか?

藤:レース自体はすごくうまくいったのですが、逆にうまく行きすぎて4角で自分が勝ち急いだなという感触がありました。どうしても最後甘くなる馬なので、その辺り気をつけて乗りたいと思います。

-:2着の多い馬ですよね。

藤:2勝してから1度も1着になっていませんから、何かの足らない馬なのだと思います。この馬が勝ち切れないシーンを何度も近くで見ていて、今度はこうやって乗ってみたいという思いをずっと持っていたので、自分にまたチャンスが回ってきたのはとても嬉しいです。

-:親子での天皇賞挑戦ですが。

藤:この馬の競馬に乗る乗らない関係なく、厩舎の看板馬なので、いつもこの馬の話はしています。

●勢い乗る父の管理馬で逆転を狙う

-:今回、文字どおり看板馬になるチャンスが回ってきましたね?

藤:厩舎も春にG1を2つ勝って勢いもありますし、次は自分だという思いも強いです。

-:藤岡騎手は通算600勝も達成されて、次はG1の大舞台ですけれども、天皇賞(春)に関してはどんな印象がありますか?

藤:数少ない長距離のG1で、ジョッキーの判断、手綱捌きが大きく影響するレースだと思っていますし、いつも上位に顔を出す騎手は決まっているという印象があるので、その辺も含めてレースに向けて考えているので、頑張りたいですね。

-:最終追い切りにも騎乗されましたが、期待に応えられるだけのデキにはある、ということでしょうか?

藤:僕の期待に応えられる馬のデキ、というより、この馬のデキに自分が応えてあげなければいけないな、という感じですね。

-:改めて最後に、サウンズオブアースのファンの皆さんに意気込みをお願いします

藤:本当に馬の調子も良いですし、勝ちたいという気持ちが伝わるようなレースがしたいと思っているので、応援よろしくお願いします。

サウンズオブアース