【ヴィクトリアM】1週前 鋭く伸びたクイーンズリング「この条件は合う」

4日、ヴィクトリアM(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、京都牝馬Sで2つ目の重賞勝ちを手にしたクイーンズリング(牝4、栗東・吉村厩舎)は、CWコースで3歳未勝利のワンソックワンダーを0.4秒追走。馬場の内めからスルスルと差を詰め、直線でゴーサインが出ると瞬く間にパートナーを交わし去って0.6秒先着。6F82.8-66.8-52.6-38.6-12.0秒をマークした。

昨年はデビューから無傷の3連勝で桜花賞へ臨むも4着。秋華賞ではミッキークイーンをクビ差まで追い詰めたが、G1を勝つことが出来なかった。今年は初戦の京都牝馬Sを好位追走からの正攻法で制して臨む大一番。吉村圭司調教師は「2月以来のレースになりますし、1週前はしっかりと攻めておきたかったんです。ええ、いい動きだったと思いますよ。冬毛も抜けてきたし、体にも幅が出てきた感じ。前走時と比べてもトモがしっかりしてきたし、いい状態で戻ってきました」と仕上がりに自信を持つ。

「前走は雨馬場を好位から勝ってくれた。ああいった競馬ができたというのは収穫ですね。距離もマイルから1800mというのがベスト。この条件は合います」と力強く話した指揮官。未完の大器が府中のマイルで大輪の花を咲かせることが出来るか注目だ。

クイーンズリング

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