連勝で嬉しいダービー切符 アジュールローズ「自分のペースを守れた」

●5月7日(土) 2回東京5日目11R プリンシパルS(芝2000m)

ダービーの夢舞台へ、優先出走権が与えられるのは勝者のみのたった1頭。その1枚の切符をかけて行われたプリンシパルSは、最内枠のアジュールローズ(牡3、美浦・古賀慎厩舎)が3番手追走から直線で力強く抜け出して2連勝。短期免許で来日中のオーストラリアの名手・ヒュー・ボウマン騎手に導かれた7番人気の伏兵がダービーに名乗りを上げた。

中枠の馬が少しゴチャついたスタートとなったが、その影響もなくスムーズにインのポケットへ。「今日は内枠を引いたので、そのアドバンテージを生かそうと思っていました」というボウマン騎手の言葉通り、絶好のポジションでレースを進める。淡々としたペースでレースは流れ、直線で満を持して追い出すと最後までしっかりとした脚色でゴールを駆け抜けた。

「思いのほかペースが速くて3番手からになりましたが、4、5番手の馬がそれほど来なかったので自分のペースを守って走れました。最後もよく伸びてくれましたね。自分の乗った馬がダービーに出られるのは、良い気持ちです」と終始晴れやかな表情でレースを振り返ったボウマン騎手。ダービーは当然ながら一気の相手強化となるが、1分59秒2の勝ちタイムは過去10年で2番目の好時計。この2連勝で見せたレース運びの巧さも大一番で大きな武器となりそうだ。

プリンシパルS

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