【ヴィクトリアM】ストレイトガール連覇!7歳牝馬のG1勝利は史上初!

5月15日(日)、2回東京8日目11Rで第11回ヴィクトリアマイル(G1)(芝1600m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の7番人気・ストレイトガール(牝7、栗東・藤原英厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:31.5(良)。

2着には2馬身半差で1番人気・ミッキークイーン(牝4、栗東・池江寿厩舎)、3着にはハナ差で2番人気・ショウナンパンドラ(牝5、栗東・高野厩舎)が続いて入線した。

スタートはほぼ互角だが、ショウナンパンドラ、ウキヨノカゼあたりがやや出負け気味。レッドリヴェールがハナを切る。人気の一角スマートレイアーが積極的に2番手へ。好位をマジックタイム、ルージュバックと続き、その後ろの組にクイーンズリング、ストレイトガール、そして1番人気のミッキークイーン。それをマークするようにショウナンパンドラが続く。3コーナー過ぎでかかり気味にカフェブリリアントが先頭に替わり、前半3Fを33.8秒というハイペースで進んでいく。隊列はやや縦長で4角を回って直線に向いた。

カフェブリリアントは坂下で一杯に。スマートレイアーも思いのほか手応えが良くない。替わって空いた馬群の内目から持ったままストレイトガールが上がってくる。さらにはマジックタイム、一番外からはショウナンパンドラと追い込み勢も差を詰める。ミッキークイーンは進路を内にとって追い込む。しかし抜群の手応えで抜けだしたのは昨年の女王ストレイトガール。一気に2馬身、3馬身と突き抜け、必死に追う後続勢を尻目に、堂々と先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったストレイトガールは昨年のヴィクトリアM、スプリンターズS(G1)を制しており、この勝利が3つ目のタイトルとなった。昨年暮れには年内いっぱいでの引退も報道されたが、今年も現役を続行。前走の阪神牝馬Sでは9着に敗れていたが、本番のここで見事に巻き返した。7歳牝馬によるG1勝利はJRA史上初で、まだまだ実力健在であることを見せてくれた。馬主は廣崎利洋HD株式会社、生産者は浦河町の岡本牧場。馬名の意味由来は「まっすぐな少女」。

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ストレイトガール
(牝7、栗東・藤原英厩舎)
父:フジキセキ
母:ネヴァーピリオド
母父:タイキシャトル
通算成績:31戦11勝
重賞勝利:
15、16年ヴィクトリアM(G1)
15年スプリンターズS(G1)
14年シルクロードS(G3)


ストレイトガール

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