熊沢重文騎手が現役13人目となるJRA通算1000勝達成!

16年5月29日(日)、3回京都12日目4Rで、11番メイショウヒデタダ(牡7、栗東・南井厩舎)に騎乗し1着となった熊沢重文騎手(栗東・フリー)は、史上30人目、現役13人目となるJRA通算1000勝を達成した。
横山典弘騎手、松永幹夫調教師らとともに1986年に騎手デビュー。3年目の88年にコスモドリームでオークスを勝って重賞初勝利をG1で飾り、91年の有馬記念では圧倒的1番人気に支持されていたメジロマックイーンを単勝オッズ137.9倍のダイユウサクで差し切る大金星を挙げている。
また、同騎手は障害の名手としても知られ、93年の京都大障害をビックフォルテとスガハラテンジンで春秋制覇、2012年にはマーベラスカイザーで中山大障害を勝ち、悲願だった平地・障害双方でのG1制覇を達成している。

1000勝の内訳は平地792勝、障害208勝。JRAの平地・障害双方のレースで200勝達成は史上初の快挙で、重賞勝利はG1・4勝を含む29勝。

【熊沢重文騎手のコメント】
「周囲の方々に助けてもらいながらここまで来ることができました。いい馬に乗せていただいた結果だと思います。頑張っていれば数字はついてくるものだと思い、毎レース無事に戻ってくることを心がけて騎乗しています。

1000勝にリーチがかかってから、少し時間がかかったのでホッとしています。ひと区切りついて、またゼロから頑張ろうという気持ちです。体が続くうちは必死に頑張ります。これからも応援お願いします」

熊沢 重文
(くまざわ しげふみ)
1968年1月25日生まれ
[初免許年] 1986年
[所属] 栗東・フリー
[初騎乗] 1986年3月2日1回阪神4日7Rジュニヤーダイオー(5着/12頭)
[初勝利] 1986年3月29日2回 阪神3日目 8R ジュニヤーダイオー(1着/14頭)
[障害初騎乗] 1987年4月11日2回 阪神5日目 5R グリーンサツキ(12着/14頭)
[障害初勝利] 1987年10月24日4回 京都5日目 5R グリーンサンミャク(1着/10頭)
[今年度成績] 76戦5勝(うち障害36戦4勝)
[生涯成績] 14662戦1000勝(うち障害1282戦208勝)
成績は記録達成時点