【安田記念】イスラボニータ 適性高い東京コースで復活を期す

1日、安田記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、大阪杯5着のイスラボニータ(牡5、美浦・栗田博厩舎)は、蛯名正義騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F65.9-50.8-37.6-12.0秒をマークした。

【栗田博憲調教師のコメント】
「前走は、スタートも今ひとつでしたし内にササる面も見せて少し行儀が良くなかったですね。レース後は放牧に出して、気持ちをリフレッシュさせました。これまでの調教では前の馬を追いかける距離が短めでしたけど、今回は前の馬との間隔をあけて前の馬をしばらく見ているような調教にしました。それが集中力に結びついて、長く良い脚を使えるようになれば嬉しいです。

馬を追い抜くと気を抜くところがあるので、出来るだけ集中させたいと工夫をしたつもりです。先週の1週前追い切りでも、ギリギリまで追い出すタイミングを待ってゴールが近くなっても馬を集中させるような感じで乗ってほしい、と蛯名騎手には話をしました。今日の追い切りも先週と同じような感じですが、出来るだけ前との距離をあけて追走してしばらく射程圏に入れるような感じで、最終的に馬体を併せていければという内容でした。その通りの調教が出来ましたね。

今回は東京マイルになりますが、東京も距離も合っていると思います。去年も中山記念の後にこのレースを使いたかったですけど、脚をぶつけて使えなかった経緯がありました。今年は頑張ってくれると思います。枠については、東京の1600ですし内外それほど意識しなくても良いでしょう。何かを掴みたいと一生懸命努力しています。応援していただければ嬉しいです」

【蛯名正義騎手のコメント】
「ここまで順調にきています。先週の1週前追い切りもしっかりやっていますし、今日は最後にピッタリ馬体が合えばと思っていました。反応も良かったですし、今年3戦目ということでだいぶ気持ちも入っていると思います。レースを使いながら良くなってきている感じがします。今回はマイルになりますし、2000と比べて折り合いはラクになると思います。

トビが大きいところがあるので、広いコースは良いと思います。これまで東京コースで好走していますし、マイルも合うと思います。本当にメンバーは強いですけど、ここでどんな競馬をしてくれるかですね。良い競馬をしてもらいたいです」

イスラボニータ