【スプリンターズS】1週前 ビッグアーサー春秋スプリント連覇へ 藤岡健師「ここへ全力投球」

21日、スプリンターズS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走のセントウルSを制した春のスプリント王、ビッグアーサー(牡5、栗東・藤岡健厩舎)は助手を背に坂路での追い切り。重発表の中、4F53.0-37.7-23.9-12.2秒を一杯に追われマークした。

管理する藤岡健一調教師は「この前はああいった競馬で勝てたのは大きいですよ。中山は前半が速くなるし 、本番では他に前に行く馬も出てくると思いますが、圧倒的なスピードは武器になります」と前走を振り返る。

この追い切り時計に関しては「馬場が悪い中でもしっかり動けていました。休み明けを好走した反動はないです。この前はプラス4キロ。体にもう少し張りが欲しかったところだったし、前走を使った上積みは見込めると思います。暮れの香港は輸送の面もあるし、まだ考えていないです。ここに全力投球ですよ」と自信たっぷりのコメント。

高松宮記念は重賞未勝利の身ながら1番人気の支持を受け、それまでのレコードを1秒3更新する圧巻のスピードで勝利した。セントウルSとスプリンターズSを連勝した馬は02年ビリーヴ以降出ていないが、勝利すれば13年ロードカナロア以来の春秋スプリントG1を連覇となることからも大きな期待がかかる。断然の主役で本番を迎えることになりそうだ。

ビッグアーサー