【スプリンターズS】スノードラゴン力強く51.1秒「年齢による衰えはない」

スノードラゴン

28日、スプリンターズS(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、セントウルS5着のスノードラゴン(牡8、美浦・高木登厩舎)は、大野拓弥騎手を背に坂路コースで追われ、4F51.1-37.5-25.0-12.6秒をマークした。

【高木登調教師のコメント】
「長期休養明けから復帰して、体の柔らかさはキープしていると思います。セントウルSを使ったばかりなので、今日はサラッとやればいいだろうと思っていました。今日の馬場は速いだろうと思っていた通り良い時計が出ましたし、予定通りの追い切りが出来ました。競馬を使ってピリッとしてきた感じがします。前走は、開幕週だし前が止まらない馬場かとジョッキーと話していました。これまで後ろからの競馬を続けていて前走の返し馬でもそういう雰囲気がありましたが、ジョッキーが気合いをつけていたのでゲートを出て行くかと思っていたら、そういう競馬をしていました。元々行かせれば行けるタイプですし、トライアルとしては良い競馬だったと思います。

ああいう競馬をしたことで、本番では脚が溜まりやすくなるかと思います。やはり時計がカギになりますね。ある程度時計がかかれば出番はあるかと思います。今の中山はそれほど高速馬場ではないと思いますし、開催4週目なので少しでも時計がかかってくれればと思います。8歳ですが、長期休養もありましたし年齢による衰えはないと思います。一生懸命頑張るので、応援してください」

【大野拓弥騎手のコメント】
「今日の追い切りは、51、2秒で上がってほしいという指示を受けていました。指示通りに乗りましたが、馬にやる気もありましたし良い動きだったと思います。最近は体を上手く使えていますし、良い状態で競馬が出来ていると思います。休む前と比べても、遜色のない走りが出来ていると思います。集中力が続かない面があって、それが影響して条件戦を勝ち切れないところもありましたし、その辺りに気を付けて乗りたいです。今の中山の馬場も極端に速い時計は出ていませんし、クッションも良いので問題ないと思います。ペースが流れてくれるのが理想ですけど、この馬のリズムを大事にして乗れれば良いかと思います。ここ最近は速い時計に泣かされてきていますが、開催4週目の中山の馬場で頑張りたいです」