【秋華賞】1週前 ジュエラー叩かれ本領発揮「この前は秋華賞を意識した位置」

ジュエラー

5日、秋華賞(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、ローズS11着からの巻き返しを狙うジュエラー(牝3、栗東・藤岡健厩舎)は、助手を背に、古馬500万のワントゥワンと坂路で併せ馬を行い、4F54.8-40.1-25.9-12.9秒をマーク。0.4秒追走したパートナーを直線で一気に捕らえて0.2秒先着した。

桜花賞のあと軽度の骨折が判明してオークスを断念。秋に目標を切り替え、その初戦となったローズSは初めて連対を外す11着と大敗を喫したが、実戦を使われて気配は上昇。着実に戦闘モードに入ってきた。藤岡健一調教師は「1週前だから、しっかりやるつもりだった。追い切った時間もあるし、坂路はいつもそれほど動かない。時計は地味になったけど、動きは良かったよ。レース後も順調にきているのは何より。この前は秋華賞を意識した位置での競馬。期待ほどはじけなかったけど、休み明けの分もあったでしょうから。使った上積みは見込めるし、変わり身があっていいですよ」と桜花賞馬の反撃に期待を寄せる。

本番を前に最大のライバルだったシンハライト(牝3、栗東・石坂厩舎)が戦線を離脱。桜花賞を勝った実績は言うまでもなくナンバーワンだ。鞍上のM.デムーロ騎手は秋のG1開幕戦・スプリンターズSを快勝。G1連勝を狙う鞍上の手腕にも注目だ。