春のスプリント王・ビッグアーサーは香港スプリントへ

スプリンターズSで1番人気の支持を受けながらも12着に敗れたビッグアーサー(牡5、栗東・藤岡健厩舎)が香港スプリント(G1)を目標に調整されることがわかった。13日、管理する藤岡健一調教師が共同会見にて発表した。

同馬は今年の春、高松宮記念を1分6秒7のレコードで勝利し、G1初制覇。秋初戦のセントウルSを逃げ切り、単勝オッズ1.8倍と断然の支持を集めてスプリンターズSへ出走したものの、1番枠がアダとなり12着に大敗、初めて掲示板を外す結果となった。初の海外挑戦となる香港遠征での巻き返しを図る。

なお、香港スプリントはこれまでに12、13年とロードカナロアが連覇しており、14年の勝ち馬エアロヴェロシティは翌15年の高松宮記念に出走、勝利を挙げるなど、日本と縁深い国際競走の1つである。

【藤岡健一調教師のコメント】
「香港に行くことは考えていなかったのですが、前走のスプリンターズSに負けて今後どこを使うか、ということになりましたので、香港スプリントに向けて調整していきます。輸送などの問題もありますが、うまくクリアできるようなら直行で遠征したいと思っています」

ビッグアーサー

初の香港遠征で、従来のレコードを0秒6縮めて勝利した高松宮記念の再現なるか