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【菊花賞】1週前 譲れないダイヤモンド池江寿師「最後の一冠、何とかしたい」
2016/10/14(金)
13日、菊花賞(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンで行われた。
神戸新聞杯1着から最後の一冠に懸けるサトノダイヤモンド(牡3、栗東・池江寿厩舎)はCWで古馬オープンのサトノラーゼンと併せ馬。年長の重賞ウイナーを0.8秒先行させ、ゴール前で鋭く反応して抜き去り、0.6秒先着。長め7Fから意欲的に追われ、98.3-81.4-66.2-51.5-37.3-11.5秒をマークした。
管理する池江泰寿調教師は「一度使ってこの馬らしい動きになってきましたね。上積みは大きいと思いますよ。前走は秋初戦としてはいい内容でした。前に取り付く脚も速かったし、着差以上に余裕のある勝ち方ができました。春は惜敗が続いたし、菊は何とかしたいですね」と最後の一冠に懸ける思いが伝わってきた。
皐月賞は直線で不利を受け不完全燃焼の3着。「目標はダービー」と早くから師が明言していたように最高の仕上がりで迎えた日本ダービーは、道中で左トモを落鉄。それでも最後まで懸命な走りを見せたが、マカヒキの一世一代の走りにハナ差敗れた。
秋初戦の神戸新聞杯は直線ヒヤッとするシーンもありながら、最後はミッキーロケットをクビ差抑えて貫禄勝ち。師の言葉にもあったように、着差以上の完勝で菊に向けて弾みを付けた。「最も強い馬が勝つ」と言われる菊花賞。マカヒキがいない今回、ここを制して頂点に立ち、ダービー馬に再度の挑戦状を叩きつけたい。
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