【天皇賞(秋)】1週前 エイシンヒカリ闘志満々「この馬の実力をファンの前で」

エイシンヒカリ

19日、天皇賞(秋)(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、英・プリンスオブウェールズS6着で、帰国初戦となるエイシンヒカリ(牡5、栗東・坂口則厩舎)は、武豊騎手を背にCWコースへ。闘志満々で積極的に飛ばし、7F94.4-77.6-62.8-49.5-37.7-13.4秒の好時計を叩き出した。

鞍上は「持っていかれたね」と漏らしたが、そのフットワークはさすがワールドクラス。「体に余裕もありそうだったし、きょうは負荷をしっかりかけることが1番の目的だったから。状態はいいと思う。去年の毎日王冠も一週前はこんな感じだったけど、レースでは結果を出してくれた」と圧巻の逃げ切りを見せた昨年のG2戦を振り返る。

昨年は毎日王冠から天皇賞へ挑み、本番は9着に沈んだ。その苦い経験を糧に今年はぶっつけ本番を選択。このひと追いでいよいよスイッチが入った。「きつい調教ができたのが何より。日本のG1はラストチャンス。この馬の実力をファンの前で見せたい」と鞍上も力強く締めくくった。

この天皇賞と連覇を狙う暮れの香港Cの2戦で引退の予定。日本ではラストランとなる一戦で、その溢れるスピードを存分に発揮し、昨年のリベンジを果たしたい。

エイシンヒカリ
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