【POG】コマノインパルスが内ラチ沿いから鮮やかに抜け出して勝利!…東京新馬

10月22日(土)、4回東京6日目5Rで2歳新馬(芝2000m)が行なわれ、田辺裕信騎手騎乗の4番人気・コマノインパルス(牡2、美浦・菊川厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:05.7(良)。

2着にはクビ差で9番人気・ブリッツシュラーク(牡2、美浦・大竹厩舎)、3着には2馬身半差で3番人気・スターライトブルー(牡2、美浦・戸田厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたクレッシェンドラヴ(牡2、美浦・二ノ宮厩舎)は12着に敗れた。

コマノインパルス、ポッドダンテの1枠両馬が好スタート。ハナを切って行ったのはポッドダンテで、外からマイネルデュナミスが並びかける。内にコマノインパルス、人気のラボーナは前から6頭目、好位集団の一角につけ、スターライトブルーは中団で脚を溜める。クレッシェンドラヴは後方からの競馬となった。

1000m通過が64秒台と新馬戦らしいスローペースの中、ポッドダンテが先頭で直線へ向く。外からマイネルパロサント、内ラチ沿いからコマノインパルスが抜け出しにかかる。残り200mでコマノインパルスが先頭に立ち、押し切り態勢に持ち込むが、外からブリッツシュラークが良い脚で追い込んでくる。内外離れての争いとなったが、先に抜けたコマノインパルスが最後までリードを死守してデビュー勝ちを飾った。

勝ったコマノインパルスは近親にフィリーズレビューを制して阪神JFで2着、秋華賞で3着とG1でも好走したヤマカツリリーがいる。父、バゴにとってこの世代2頭目の勝ち上がりで、代表産駒には菊花賞を制したビッグウィークがおり、芝ダート、距離を問わずに活躍馬を輩出している。
馬主は長谷川芳信氏、生産者はむかわ町の新井牧場。馬名の意味由来は「冠名+衝撃的な走りを」。

1着 コマノインパルス(田辺騎手)
「スタートセンスが良かったですし、他に行く馬がいなければ行くくらいの気持ちで出していきました。行く馬を行かせて良い位置で競馬が出来ましたし、逃げている馬が物見をしていたので内があくだろうという狙い通りでした。ペースが遅かったので、後ろから何か来るだろうと思っていましたし実際に1頭きましたが、よく凌いでくれました。テンションが上がりそうな感じもあるので、その辺りを気を付けていけばと思います」

2着 ブリッツシュラーク(北村宏騎手)
「調教で心配していたモタれは、前半は良い感じで走れていました。良い感じで直線に向けましたが、課題は1頭になってからですね。初めての競馬なので物見もしていましたし、前の馬と離れていたこともあってフラフラしたりするのを矯正しながら追いました。ただ馬格がありながら緩急のつく走りが出来ていますし、内容は悪くないと思います」

3着 スターライトブルー(福永騎手)
「聞いていた通り、スタートは速くありませんでした。中団くらいにつけて、外を回って気分良く走らせました。長く良い脚を使っていますが、1頭になったときにステッキを入れたら外に飛んでいったように若さがありますね。芝ダート問わずにやれそうですし、距離は長めの方が良さそうです」

4着 ポッドダンテ(田中勝騎手)
「ハナに行って物見をしながら走っていましたが、よくガマンして走っていたと思います。稽古の感じも良かったですし、初戦としては悪くない競馬が出来て良かったです」

5着 ベストベット(M.デムーロ騎手)
「ワンペースの感じでしたが、器用に走っていました。エンジンがかかるまで時間がかかりましたが、最後の伸びは良かったです」

11着 ラボーナ(ルメール騎手)
「ストライドが大きくて、スピード不足という感じの走りでした。精神面もまだ子供っぽいところがありますし、使いながら成長していけばと思います」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

  • コマノインパルス
  • (牡2、美浦・菊川厩舎)
  • 父:バゴ
  • 母:コマノアクラ
  • 母父:フジキセキ

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