【天皇賞(秋)】ルージュバック 6年ぶりの牝馬Vへ「古馬になって深みが出てきた」

ルージュバック

27日、天皇賞(秋)(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、毎日王冠1着のルージュバック(牝4、美浦・大竹厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F51.7-37.1-12.2秒をマークした。

【大竹正博調教師のコメント】
「今回はレース間隔が今までになく短い中2週ですし、前走を叩いて馬は出来ているので今日の追い切りはやり過ぎないことをテーマに考えていました。反応を確かめるための追い切りを考えていましたが、その点については合格点をあげられると思います。3歳の頃のような追い切りの派手さはなくなってきていますが、力強さは出てきています。やはり古馬になって深みが出てきましたね。

今までのルーティンでは放牧を挟んできていますしそこにこだわったことと、幸い前走のダメージが少なくレース後にジックリ観察して問題もなかったので、いつも通りノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。放牧に出した段階では天皇賞を使うことは決まっていませんでしたが、放牧先での状態を見て天皇賞出走を決めました。さすがに競馬を使って間もないですし輸送を挟んでいたので、厩舎に戻ってきたときは正直少し細いかもと思いました。ただ言い方を変えれば、研ぎ澄まされてきたと思います。競馬はスタートしてみないと分からないですし、彼女の背中を一番知っている戸崎騎手に委ねます。

今回は東京2000ですが、フルゲートにはならないので、もし外枠になってもそれほど極端な不利はないと思います。今日の追い切りを消化して馬体重は440キロ台になるかと思いますし、あとは競馬までどう整えていくかですね。これまでも追い切ったあとはほとんど乗らずにレースに向かいますし、今回もそのパターンで行く予定です。これまで人間が期待をかけても、その期待が空回りすることが多かったのではないかと思いますし、今回は静かに見守っていこうと思います」

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