【AR共和国杯】シュヴァルグラン 併走遅れも馬体上々「春より厚みが出ている」

2日、アルゼンチン共和国杯(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

●前走、宝塚記念9着のシュヴァルグラン(牡4、栗東・友道厩舎)は、CWコースで古馬500万のアドマイヤロケットをパートナーに6F追い。0.8秒追走し、1馬身ほど遅れを喫したが、6F80.7-66.5-52.7-39.5-13.4秒とマズマズのタイムを計時。馬体にも緩みはなく、力を出せるデキには仕上がっている。

「前半の入りが速くなったし、全体でこの時計になると、最後はこうなる(時計がかかった)よね。ま、調教はいつもこんな感じだし、まあまあの本数は乗ってきてるから。休み明けとしては十分じゃないかな。春より体に厚みが出て良くなっている。この後はジャパンCもあるし、ハンデ、左回り、遠征競馬をうまくクリアしたい」と福永祐一騎手は全幅の信頼を寄せている。

●前走、オールカマー7着のワンアンドオンリー(牡5、栗東・橋口慎厩舎)は、助手を背にCWコースで追われ、キビキビとしたフットワークで6F82.5-65.8-50.6-37.3-12.6秒をマーク。一昨年のダービー馬が長いトンネルをさまよっているが、攻めの動き、馬体の張りは好調時と遜色ないものを見せている。

橋口慎介調教師も「けさはラスト3Fからペースをあげていって、コーナーでうまくギアを変えられるようにしました。良かったと思いますよ。中間からハミを替えたことで歩きから変わってきてる。そろそろ復活してくれないですかね」とトーンは高い。思い出の東京コースで復活の狼煙を上げられるか。