【エリザベス女王杯】クイーンズリング終い11.8秒ズバッと切れる さあ女王の座へ

3日、エリザベス女王杯(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走の府中牝馬Sで3つ目の重賞タイトルを手に入れたクイーンズリング(牝4、栗東・吉村厩舎)はM.デムーロ騎手が騎乗してCWに登場。古馬500万のフィエスタオーレの内に入り、6Fから82.3-66.8-52.1-38.0-11.8秒をマーク。直線に向いてゴーサインが出ると、最後は切れ味の違いで楽々抜き去った。

引き上げてきたM.デムーロ騎手は「調子はいつもと同じ。いつも一生懸命に走ってくれる馬だからね。前回はスタートも折り合いも良かったし、最後まで伸びてくれた。距離は大丈夫だと思います」と変わらぬアクションを見せてくれる愛馬をねぎらう。

管理する吉村圭司調教師も「前走は1本追い足りない感じの仕上げ。いい結果を出してくれたし、戻ってからの調整も順調です。去年はスムーズさを欠いての0秒3差。今年は!の気持ちです」と昨年8着に敗れた舞台での巻き返しを誓う。3歳時にはフィリーズレビューを無敗で制し、牝馬三冠を皆勤した素質馬。今年に入って重賞2勝と本格化の兆しが見えてきた。その名の通り『女王』の称号を手にすることができるか。

クイーンズリング

写真は2日、坂路でのもの