【武蔵野S】伏兵タガノトネールが昨年2着の借り晴らすレコードV!

タガノトネール

11月12日(土)、5回東京3日目11Rで第21回武蔵野S(G3)(ダ1600m)が行なわれ、田辺裕信騎手騎乗の8番人気・タガノトネール(セ6、栗東・鮫島厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:33.8(重)。

2着には1馬身1/4差で2番人気・ゴールドドリーム(牡3、栗東・平田厩舎)、3着には1馬身半差で6番人気・カフジテイク(牡4、栗東・湯窪厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたモーニン(牡4、栗東・石坂厩舎)は7着に敗れた。

スタートでカフジテイクが出遅れ。ドリームキラリが先手を主張、ハナを切っていく。タガノトネールは今年も2番手からレースを進め、ノボバカラはがっちり3番手を死守し、モーニンも早めの競馬。ゴールドドリームはちょうど中団で、キングズガードはいつもより前目にポジションをとる。

4コーナーでタガノトネールがドリームキラリに並びかけ、直線入り口で先頭に立つ。ここで後続との差が2馬身半と開き、突き離しにかかる。追ってくるノボバカラだが、ジリジリとしか伸びない。ゴールドドリームが2番手に上がって来て、モーニンは馬込みに沈み、外からはカフジテイクが追い込む。しかし、残り200mで坂を上ってタガノトネールは後続との差を3馬身と広げ、これがセーフティリード。追いすがる後続を尻目に、トップでゴール板を駆け抜けた。

勝ったタガノトネールは昨年の天保山Sでオープン初勝利を挙げると、続くサマーチャンピオンで重賞初制覇。同年のマイルCS南部杯、武蔵野Sで2着に入り、以降ダートマイル路線の一線級で活躍。昨年は早めに抜け出したところをノンコノユメに差される結果であったが、今年は他馬を寄せ付けないレコードタイムで押し切り、見事にうっぷんを晴らした。
馬主は八木良司氏、生産者は新冠町の有限会社新冠タガノファーム。馬名の意味由来は「冠名+雷鳴(仏)」。

1着 タガノトネール(田辺騎手)
「逃げも考えていましたが、他に主張してくる馬もいるだろうし柔軟に対応しようと思っていました。上がりが切れるタイプではないので、あまり追い出しを待ち過ぎても良くないと思って、直線の手前から早めに追い出していきました。上手くいきましたね。速い時計の出やすい馬場だったとはいえレコード勝ちは立派ですし、次も頑張ってもらいたいです」

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  • タガノトネール
  • (セ6、栗東・鮫島厩舎)
  • 父:ケイムホーム
  • 母:タガノレヴェントン
  • 母父:キングカメハメハ
  • 通算成績:38戦8勝
  • 重賞勝利:
  • 16年武蔵野S(G3)
  • 15年サマーチャンピオン(Jpn3)

タガノトネール
タガノトネール

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