【マイルCS】ネオリアリズム堀師「マイルの方がジョッキーは乗りやすい」

ネオリアリズム

17日、マイルCS(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、札幌記念1着のネオリアリズム(牡5、美浦・堀厩舎)は、R.ムーア騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F71.7-56.0-40.9-12.7秒をマークした。

【堀宣行調教師のコメント】
「前走はこの馬にとっては1年前から目標にしていたレースでしたし、牧場サイドと一緒に取り組んだことが結果に出てくれて良かったです。ジョッキーが馬のクセ、馬場状態、相手関係などを頭に入れて乗ってくれたことが好結果に繋がりました。強い内容だったと思います。マイルチャンピオンシップを選んだ理由は、大きく2つあります。1つ目は前走で逃げたことで次走は折り合いに気を遣わないといけないという点、2つ目は非常に重い馬場のなかで精一杯力を出してタフな競馬になったため、回復するまで時間がかかりそうだった点です。口向きの難しさや気性面から緩急のつくペースになると難しいですし、マイルの方がジョッキーは乗りやすいと思います。

前走後は馬の状態を把握してから、ノーザンファーム空港牧場へ放牧に出しました。背腰にウィークポイントがあるのでその辺りをケアしていましたが、体の戻りが良くありませんでした。マイルチャンピオンシップから目標を後ろ倒ししなければいけないかも、と思いましたが、牧場スタッフが頑張って立て直してくれたおかげで普段通りレース1ヶ月前くらいに帰厩できました。帰厩時の輸送で体が減りましたし、この中間も工夫しながらケアを続けています。

1週前追い切りを終えてからグッと良くなってきましたし、今日の動きも良かったです。口向きや気性面に難があるので、今日の追い切りでは緩急のつく流れのなかでの対応を見ようと思っていました。スローペースに落とすと口向きの悪さを見せました。ジョッキーも以前にレースで乗っているので知っていますが、まだそういう面がありますね。直線ではフルスピードに入れてジョッキーに確認してもらいましたが、動き、息遣いは整っていると思います。この後も競馬に行くまでに輸送を含めて滞在馬房でもいろいろ起きると思いますが、これまでの経験を元に担当スタッフがその都度適切に対応してくれると思っています。土曜の朝に輸送する予定です」

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