川崎のコスモスがデビュー2連勝!英国ダービーを目指し 次戦はホープフルSへ

コスモス

大目標のイギリスダービーへ階段を駆け上がった。12月2日(金)、大井競馬場で行われたJRA指定競走のひばり特別(2歳 別定 1着賞金280万円 ダート1600m)に川崎のコスモス(牡2、川崎・河津裕厩舎)が出走。単勝1.2倍の支持に応え、2連勝を飾った。

川崎での新馬戦から、競馬場・距離・回り・初ナイターと条件も様変わりしたキャリア2戦目だったが、山崎誠士騎手を背に序盤からハナを切ると、後続を寄せ付けることなくデビュー2連勝。2着には2馬身半差をつけて、勝ちタイムは1.44.0(不良)だった。

騎乗した山崎誠騎手は「今日は厳しい条件。普通の馬だったら、キャリアが豊富な馬を相手に勝てるものではないですよね。これは能力の違いがなせるところですね。小さいながらも走りがまとまっていて、今まで乗ったことのないような雰囲気。まとまっていて、バネがありますね」 と評価。一方、オーナーの岡田繁幸氏は「正直、勝ち方には不満ですよね」と辛口なジャッジを与えつつも、「絶対芝なら変わると思います。ホープフルS(G2)で楽勝するようならば、追加登録料(1200万円)を払ってでも、イギリスへ行きたい」とコメント。大きな期待を寄せていた。

【河津裕昭調教師のコメント】
「レースは乗り役に任せてましたよ。良いですよね。折り合いもつくし、スピードもあるし。次はホープフルSの予定です。今日は権利をとれてホッとしています。全部が落とせない中で、予定通りにきていますからね。まだまだ上(上積み)はありますよ。成長途上ですよ。」

【岡田繁幸氏のコメント】
「ダートはやっぱり苦手だよね。今日の手応えでそんなに突き放せなかったからね。この馬は芝ではすごい瞬発力があると思うし、絶対芝で良くなってくると思う。だから、正直、勝ち方には不満ですね。でも、勝たないとホープフルSにはいけないから、勝つことを優先しようと言いました。引っかからない自信はあるけど、あれだけの手応えがあって突き放せないあたりはダートだよね。

手先は軽くて、体もそれほどない。でも、ステイゴールドの動きに似ていると思ったので、トラストと交代しようと思ったのです。なぜ、これだけバネがあるか不思議ですよね。今後も地方に在籍したままやりたいですね。地方でもやれる、という道を作りたい。次はぶっつけ本番の芝になりますが、期待はしています」

  • コスモス
  • (牡2、川崎・河津裕厩舎)
  • 父:フリオーソ
  • 母:カーラ
  • 母父:ゴールドアリュール
  • 通算成績:2戦2勝

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