【朝日杯FS】1週前 ミスエルテ牡馬撃破へ「何とか通用するんじゃないかな」

ミスエルテ

朝日杯FS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、ファンタジーS1着のミスエルテミスエルテ(牝2、栗東・池江寿厩舎)は7日、川田将雅騎手を背にCWコースで併せ馬を行い、終い強めに追われると、0.4秒先行した2歳未勝利のユイフィーユ鼻面を併せてゴール。6F84.4-68.5-53.8-39.7-12.1秒をマークした

池江泰寿調教師は「いい時計は出たけど、道中で引っ掛かった分、最後ではじけなかったね。川田騎手も『どうしてもエキサイトしてハミを噛んでしまう』と言っていまいた。もう、来週は馬なりでサラッとやればいいでしょう。牡馬相手になりますが、斤量で1キロの恩恵がある。何とか通用するんじゃないかな」とやや不満げな表情も、一定の手応えは掴んでいる様子。抜群の破壊力を持つフランケルの娘が歴史を変えるか注目だ。

ミスエルテ

前走、東スポ杯2歳S5着のトラスト(牡2、栗東・中村厩舎)は8日、助手が騎乗して古馬500万のマイネルサグラとCWコースで併せ馬。直線一杯に追われると3馬身先行したパートナーをゴール寸前クビ差捕らえてゴールし、タイムは6F84.4-68.1-53.0-38.9-11.8秒を計時。久々を叩かれて馬体の張りもグッと良くなっている。

「前走は道中で引っ掛かっていたので、今週は前に馬を置いてゆっくりと追いかける形で。ええ、折り合いはばっちりつきました。(ハナに)行くだけの馬じゃないと思ってるし、これがレースにつながってくれれば」と長谷川調教助手は合格点のジャッジ。重賞ウイナーが反撃の時を待っている。