【有馬記念】キタサンブラック武豊「乗っていて強いなと思った」

キタサンブラック

21日、有馬記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、ジャパンCを2馬身半差で逃げ切ったキタサンブラック(牡4、栗東・清水久厩舎)に騎乗する武豊騎手の一問一答は以下の通り。

●鞍上もパワーアップに手応え

-:ファン投票1位。北島オーナーの馬でのグランプリ参戦。まず今のお気持ちから聞かせてください。

武豊騎手:素晴らしい馬とともに出られるのでワクワクしています。

-:前走のジャパンCから振り返っていただきたいのですが、見事な勝利でした。振り返ってください。

武:馬の状態も凄く良かったですし、レースもいいレースが出来て、本当に強い内容でしたね。

-:馬場に入った時は最高の仕上げをしているなという印象があったというお話でした。

武:非常にコンディションがいいなというのが伝わってきましたね。

-:1分1秒7というペースを刻んでのレースでしたが、道中はいかがでしたでしょう?

武:スタートも良かったので先手を取って。非常にいいレースというか、マイペースで馬が気持ち良さそうに走っていたので、いい展開だなと思いました。

-:直線は武さんが乗った中で最も離した2馬身半差だったのですが?

武:ラストまでしっかりしていましたし、乗っていて強いなと思いました。

-:今年の4月から乗られてこれが6戦目ということになるのですが、キタサンブラックの印象は変わってきているのでしょうか?

武:そうですね。いい方に(笑)。初めて乗せていただいた頃よりパワーアップしていると思いますし、今までは勝ったレースでも僅差で勝っていたのですが、初めて着差を付けて圧勝だったので。

-:ジャパンCを勝利したことで、北島三郎オーナーの隣で聞く「まつり」は2回目でしたが、いかがでした?

武:役得だな思いました(笑)。

●今回もオーナーの隣で熱唱を

-:さぁ、これからいよいよ有馬記念に向かっていくのですが、中山の2500m。武さんにとっては初めてのコンビでの舞台となりますが、どんな印象でしょう?

武:キタサンブラックにとってはいい条件だと思います。

-:重賞も中山の舞台では2勝していますね。

武:あまりコースとかは気にならないタイプの馬かなと思いますね。

キタサンブラック

-:距離でいうと天皇賞も勝っていますし、ジャパンCもしっかり逃げ切っています。その中で2500mという距離はどうでしょうか?

武:いいと思いますよ。

-:ライバル関係というのはどのように見ていますか?

武:さすがに有馬記念ですから、強い馬というか今年を代表する馬が集まったなという感じですね。

-:ファン投票1位。13万票を超える支持を受けての出走という事になりますが、最後にファンの皆様に向けてメッセージをお願いします。

武:多くのファンの方から支持されている馬なので、その馬に騎乗できるというのは一番幸せなポジションだと思っていますし、僕自身も今年はこの馬とコンビを組めたのが大きかったので、ベストを尽くして勝ちたいなと思っています。