【有馬記念】サウンズオブアースもう2着はいらない 悲願の金メダルへ

サウンズオブアース

21日、有馬記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

重賞2着を7回。G1でも3度の2着があるサウンズオブアース(牡5、栗東・藤岡健厩舎)が悲願のタイトル奪取に燃えている。助手が騎乗してCWでの追い切りだったが濃霧の影響で視界不良。時計はラスト1Fだけの計測となり、11秒9をマークした。


追い切り後、藤岡健一調教師の一問一答は以下の通り。

●最強の2勝馬が昨年2着の雪辱期す

-:今日はCWでの追い切りでしたが、指示と動きのほうはいかがだったでしょうか。

藤岡健一調教師:キリで全体の動きは見えなかったのですが、終いの動きだけは確認できました。1頭前に置いて、いつもは離れたところから行くのですが、ここ最近は勝負どころでもたつくような競馬が続いているので、真後ろにつけて抜くときの反応を良くするように心がけました。先週、今週とそういった調教をしたのですが、今日は終い11秒9くらい出ていましたね。非常に良い動きだったと思います。

-:前走からの上積みという点ではどうでしょうか。

藤:ジャパンCの時はすごく良いデキで、調子も良くて過去最高の仕上がりでした。その調子を維持できれば……と考えていたのですが、それを上回るような雰囲気で来ていますので、良い状態でレースに臨めると思います。

-:ジャパンCは惜しくも2着という結果でしたが、振り返っていただけますか。

藤:デキも良かったですし、G1なのでレース自体が流れてくれればと思っていたのですが、勝ち馬が逃げてスローな展開になったので、負けて悔しかったですけど、勝たれてもしょうがないという感じでした。

サウンズオブアース

-:力のあるところは見せてくれましたね。

藤:まだ重賞も勝っていないのですが、たくさんG1馬がいる中できっちりと2着を確保してくれましたし、レース自体は良い競馬ができたのではないでしょうか。

-:舞台が昨年2着した中山2500mに移りますが、先生から見てこのコースはいかがでしょうか?

藤:中山は安定して走ってくれていますし、昨年は惜しい2着でしたので、コース自体はこの馬に合っているのではないかと思います。

-:枠順の希望などがあればよろしくお願いします。

藤:ここが欲しい、と言って嫌なところが当たっても嫌なんですけど、出来れば内が良いと思っています。

-:ライバル関係はどう見ていらっしゃいますか。

藤:たくさんライバルはいますが、決して力は見劣っていないと思いますし、十分勝負になるはずです。

-:デムーロ騎手には当日、何か指示は出されるのでしょうか。

藤:ずっと乗っているジョッキーですし、馬のことを良く分かってくれているので、特に指示を出すということはないと思います。

-:この馬にタイトルを獲って欲しいと願うファンが沢山いらっしゃると思いますが、最後にファンの方々へ、メッセージをお願い致します。

藤:ずっと勝てずにいて、G1でも惜しい2着が続いていますが、是非とも暮れの大一番で勝って、G1馬にしてやりたいと思います。皆さんも応援してあげてください。よろしくお願いします。

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