昨年の天皇賞(秋)などG1・2勝のラブリーデイが引退、種牡馬入り

ラブリーデイ

1番人気に応えて勝利した昨年の天皇賞(秋)

昨年の天皇賞(秋)、宝塚記念を制したラブリーデイ(牡6、栗東・池江寿厩舎)が現役を引退、種牡馬入りすることが発表された。

3歳春から皐月賞、ダービーに出走するなど早くから素質の片鱗を見せていたが、本格的に能力が開花したのは5歳になってから。年明けの中山金杯で重賞初制覇を挙げると、続く京都記念も連勝。阪神大賞典と天皇賞(春)こそ距離が合わずに敗れたものの、ステップレースの鳴尾記念を勝って挑んだ宝塚記念で早め抜け出しからそのまま押し切って悲願のG1タイトルを手に入れた。

秋初戦は京都大賞典を選択。32秒3の切れ味で快勝すると、天皇賞(秋)では主戦の川田騎手が騎乗停止となり、急遽乗り替わりとなった浜中騎手を背に好位抜け出しの横綱相撲でG1・2勝目を挙げた。続くジャパンCと有馬記念はそれぞれ3、5着と勝つまでには至らなかったものの、堅実な走りを見せ、JRA賞最優秀4歳以上牡馬に選出された。

今年は大阪杯から始動し、香港から宝塚記念へ転戦しいずれも4着。天皇賞(秋)は直線一旦先頭に並びかけて見せ場を作るも9着と敗れ、12月11日の香港Cでの4着がラストランとなった。今後は北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬入りする予定となっている。馬主は金子真人HD株式会社、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「すばらしいお天気の一日」。


  • ラブリーデイ
  • (牡6、栗東・池江寿厩舎)
  • 父:キングカメハメハ
  • 母:ポップコーンジャズ
  • 母父:ダンスインザダーク
  • 通算成績:33戦9勝
  • 重賞勝利:
  • 15年天皇賞(秋)(G1)
  • 15年宝塚記念(G1)
  • 15年京都大賞典(G2)
  • 15年京都記念(G2)
  • 15年鳴尾記念(G3)
  • 15年中山金杯(G3)

ラブリーデイ

ゴールドシップらを破ってG1初制覇となった昨年の宝塚記念