【京都金杯】エアスピネル飛躍への第一歩 坂路で軽快な動き披露

3日、京都金杯(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

昨年の菊花賞3着以来となるエアスピネル(牡4、栗東・笹田厩舎)がここから始動する。助手を背に坂路で最終追いが行われ、4F56.2-40.9-26.5-12.9秒をマーク。この馬にとっては控えめな時計だが、1週前には不良馬場の坂路で50秒台を計測。入念に乗り込まれており、2017年初戦を万全の状態で迎えることができそうだ。

この馬を管理する笹田和秀調教師は「クラシックなので長い距離も使ってきましたが、この馬の力を一番発揮できるのは2000mまでと見ています。今年は適距離で戦っていきたいので、ここから始動します。暮れの坂路では時計も出ているように、態勢も整っています。初の古馬相手、56.5キロのハンデもクリアしてくれるはずです」と自信アリ。

昨年のデイリー杯2歳S以来、勝利から遠ざかっているものの、牡馬三冠を4、4、3着と皆勤、好走しているように現役でもトップクラスの実力を誇る。暮れの阪神C、有馬記念ともに4歳世代が勝利しており、ハイレベル世代の一角として挑むこのレースが飛躍への第一歩となるか。