ミルコ&ブラックスピネルはしてやったりの逃走劇「自分でもハナに行くとまでは」

ブラックスピネル

●2月5日(日) 1回東京4日目11R 第67回 東京新聞杯(G3)(芝1600m)

3番人気のブラックスピネル(牡4、栗東・音無厩舎)が7度目の挑戦で待望の重賞制覇を挙げた。

初コンビのミルコ・デムーロ騎手を背に好スタートを切ると、果敢にハナへ。大方の予想を覆す展開に持ち込むと、前半3Fは37秒2で通過。鞍上のステッキが入ったのは残り1F地点だったが、レース上がりが32秒7という極限の末脚勝負を制した。

「ペースが遅くなるとは思っていましたが、自分でもハナにいくとまでは思っていませんでした。すごくいいスタートだったので、“行きましょう”と思い切りました。逃げるのは初めてだから、物見ばかりしていたけど、とてもいい馬ですね」とデムーロ騎手。鞍上も約3カ月ぶりの重賞制覇に目尻を下げた。

前走の京都金杯では同世代のエアスピネルに後塵を拝したが、リベンジを果たし、待望の重賞初制覇。「走ると思う。次も楽しみですよ」とジョッキーは将来性に太鼓判。マイル路線の「強い4歳世代」を牽引する存在として、今後の飛躍が期待される。

ブラックスピネル
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